太陽のつぶやき

独り言を喋ります

TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第8話感想

こんにちは、SUNです。

 

8話「しずく、モノクローム

 

個人的には、今まで見られなかったしずくちゃんの新しい一面が見られると同時に、1年生組の絆と積み重ねてきたものが垣間見える回だったなと思います。

 

演出もしずくちゃんらしい「演劇」のような描写もあって、はっきりと「なんか今までとは違う…。」と感じた回でもあります。

 

そんな虹ヶ咲どころかラブライブ!シリーズ屈指の妙回になったであろう8話について少し語っていこうかと思います。

  ※ここから先、アニメ第1話~第8話及びスクスタメインストーリー&キズナエピソードのネタバレを含む場合があります。

 

序・桜坂しずく

まずお話したいことが、8話って多分しずくちゃんの過去について今までで一番掘り下げられたお話だろうなということです。

 

アニガサキ世界線しずくちゃんとスクスタ世界線スクフェス世界線の彼女が同一の過去を持つ保障はないのであくまでアニガサキ世界線でのお話になりますが、しずくちゃんの内面や過去に最も近づけた機会と言っても過言ではないと思います。

 

しずくちゃんがどうして「演じること」に拘るのか。

それは「周囲から浮かれたくないから」

 

周りに変な子だと思われたくない、嫌われたくない。

 

まさかしずくちゃんにそんな思いがあるなんて正直驚きました。

 

というのもラブライブ!のキャラクターって皆顔と性格がめちゃくちゃ良いじゃないですか。

加えてしずくちゃんって典型的な「美少女」って感じの容姿をされてるので、そういう暗い感情にまみれた過去っていうのが僕のなかでどうにも結びつかなかったんですよね。

 

だけど言われてみればしずくちゃんも女の子ですから、周りを気にして取り繕ったり時に嘘をついたりしてきたことってたくさんあると思うんです。
ほら、女の子同士って色々面倒だって聞きますし…。(多分これはしずくちゃんに限らずだと思うけど)

 

だからこういうある種リアルな女子高生の悩みをしずくちゃんが持っていて、それに長く心を痛めてきたというのが凄く衝撃で、今後のしずくちゃんを見る目が変わるなぁと思ったんですよね。

 

リアル

ここまで書いてると、しずくちゃんってラブライブ!キャラの中でも結構リアルな性格してるなぁと思うようになりました。

 

もちろん上に書いてるようなこともそうなんですが彼女と他の人物の今までのやりとり、特にかすみとのやりとりを思い返すとそう思います。

 

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以前話題に挙げたこともある会話ですが、スクスタでのこの会話だったり、

 

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4話でのかすみとのやりとりや

 

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かすみ「しず子だって、かすみんのこと可愛いって言ってくれたことないよね。しず子はどう思ってるの?」

 

しずく「ええっと…」

 

かすみ「可愛い?可愛くない?」

 

しずく「か、可愛いんじゃないかな…?」

それこそ8話でのこの会話だったり。

 

しずくちゃんって結構面倒くさいと感じたことが分かりやすい人だなと思います。

何かに対して面倒に思うってプラスかマイナスの感情かで言えばマイナスの感情だと思うんですけど、そのマイナスの感情が分かりやすいキャラクターって二次元の女の子にしては珍しい描写のされかたしてませんか?

 

でも実際僕らの知人に中須かすみのような人物がいた場合、「うわぁ…こいつめんどくせぇやつだなぁ…」って多分思うじゃないですか(かすみん推しごめん)。

 

しずくちゃんの容姿は典型的な「ビジュアルとして想像しやすいTHE・女の子」って感じの、それこそキャラクターって感じの見た目してますけど、性格は逆にめちゃくちゃ現実の女の子っぽいなって思うんですよね。

 

8話の後、キャストさんはもちろん視聴者の感想を見ていっても「しずくちゃんに感情移入した」、「しずくちゃんの悩みわかる」みたいなコメントが数多く見受けられたんですが、それってしずくちゃんの性格が何よりリアルだからこそじゃないでしょうか。

 

信が湧いてくるでしょ

そんなしずくちゃんの心の闇を掃ったのがかすみん。

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 いや、めっっっっっっっちゃ良かった…………(語彙力)

 

いやなんかもう………ホント………良かった…

 

 

いやこれだけじゃ感想書く意味ないんで頑張って言葉にしますけど

 

やっぱり一番良いのはかすみんがしずくちゃんに対して本音でぶつかりあってるとこなんすよ。

 

しずくちゃんってリアルな女の子で(n回目)だからこそ等身大のキャラクターとして共感を集めたんですけどその等身大な女の子に対して普段自らをある意味取り繕っているかすみんが自身をさらけ出して中身でぶつかり合うのめちゃくちゃ熱いんですよね(ここまで一呼吸)

 

スクールアイドルかすみん」じゃなく、桜坂しずくの友達「中須かすみ」として接してるから、一人称がいつもの「かすみん」じゃなくて「私」になってるのもめちゃくちゃエモいポイント。

 

しずくちゃんに足りなかったのは「自分を肯定すること」で、常に自分を肯定しまくってアイドルしてるかすみんだからこそしずくちゃんに伝わるものがあったんだと思います。

 

自分を隠さなくていい、そんな自分を「大好き」だと言ってくれる人が1人でもいるから。

だから、こうして本当の意味で桜坂しずくとして笑うことができるんですね。

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曲について

「Solitude Rain」についても話させてください。

 

いや、イケメンだったんですよ

 

普段ビジュアル100点満点の美少女がパフォーマンスしだしたらイケメンになるってなんなん?惚れるやんf:id:K-block:20201124222549p:plain

 

劇中歌としてもめちゃくちゃ良いのはもちろんなんですけど、演出の妙が8話の最大の見所と言っても過言ではないですよね(過言)。

 

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冒頭のシーンからしずくちゃんの脳内イメージっぽい映像が流れてきて「あ、流石演劇部。なかなか面白い演出やん。」って思ったらまさかそれがそのまま劇中劇のシーンでもあるとかもう天才かと思ったね。

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そして「しずく」の名前の通り舞台に降る雨や

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3つの影

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サビで晴れ渡る世界

 

一つ一つの演出が丁寧で、綺麗で

 

本当に良い舞台でしたね。

 

「Solitude Rain」は「孤独な雨」と訳すそうです。
しずくちゃんはずっと一人で不安と戦ってきたのでしょうけど、今はもう一人じゃない。

ステージの上では一人でも、舞台袖には彼女を肯定してくれる人、好きでいてくれる人がいつだってそこにいるんです。

女の子桜坂しずくの曲として、そして虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の桜坂しずくとして、これ以上ない最高の曲だと思いました。

 

 

さて次回は果林パイセン回。

5話を経てどんなお話になるのか楽しみですね!

 

それでは今回はこの辺で。

 

 

 

 

ヨキニハカラエミナノシュー