TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第7話感想
え、何……?
俺が見てたのはホントにラブライブ!なんか…?
ってなりました。
いやストーリーはホントラブライブ!って感じで「良い…」に尽きるんですけど「Butterfly」見たらマジで頭真っ白になりましたね。
という訳でお話の内容について語っていきましょう。
※ここから先、アニメ第1話~第7話及びスクスタメインストーリー&キズナエピソードのネタバレを含む場合があります。
いつもより全力です♪
今回は彼方ちゃんの妹である遥ちゃんが同好会の見学に訪れるところからお話が動きます。
妹に良い所を見せようと張り切る彼方ちゃんの姿は、実の妹やいつもメンバーを見ている侑ちゃんをして
遥「お姉ちゃんがあんなにはやく走るなんて…」
侑「凄い彼方さん!!今までで一番低い!!」
と言わしめるほど。
アニメから虹ヶ咲に入った人には意外に思われるかもしれませんが、彼方ちゃんって「寝る・スクールアイドル・遥ちゃん」で全てが成り立っているといっても過言ではないほど遥ちゃんを溺愛しています。
そんな大好きな存在を前にして、いつも以上に頑張る彼方ちゃんが可愛いですね。
でもその一方、遥ちゃんの表情は曇っていて……?
共依存
僕はこの7話、近江姉妹が共依存の関係から支えあいの関係に移り変わるお話だと思っています。自立って言い方がしっくりくるかな。
お互いが依存から支え合う関係になるお話なんですね……#虹ヶ咲#ハルカカナタ
— SUN (@SUN_Kotori0912) 2020年11月14日
自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係にとらわれている関係への嗜癖状態を指す。
出典:Wikipedia
まぁここまでドロドロした言い方ではないにしろ、彼方ちゃんと遥ちゃんはお互いに今置かれている自分達の状況にある程度満足していたのには間違いないんですよね。
彼方ちゃんとしては自分が溺愛する遥ちゃんの為にご飯作ったり、家計の為にアルバイトをしたり。
遥ちゃんとしては頼れる姉に家事を任せ、自分はスクールアイドルとしての夢を追いかける。
ただ遥ちゃんはある時気づいてしまったんですね。
姉が寝ていないことに
遥ちゃんが同好会に訪れた理由はそこにありました。
普段朝早起きして自分達のご飯を作ってくれ、バイトをして夜遅くまで勉強して、おまけに運動系の部活にまで入ったとなるとそりゃまぁ誰だって体のこと心配するよねと。
ただ肝心の彼方自身はそれを苦労ともなんとも思っていなくて。
それどころか、
彼方「彼方ちゃんが寝ちゃったせいで遥ちゃんのこと心配させちゃったの?大丈夫だよー。」
「心配させちゃってごめんね、彼方ちゃんもっと頑張るから!」
なんていう始末。
そりゃ「お姉ちゃんのわからずやっ!!」なんて言ってしまいますよ。
自分は姉の身を案じているのに、肝心の姉が自分の体を酷使しようとしているのだもの。
もっと問題なのが彼方ちゃん自身が遥ちゃんの気持ちを理解しきれてないんですよ。
だって彼方ちゃんにとって遥ちゃんはお世話して可愛がる大切な妹なんです。
そして彼方ちゃんはそんな関係に満足してるんですよ。
そこに、他ならない妹から不満というか反発があれば「なんで!?」となるのもまぁわかるなぁって思います。
妹を可愛がること、大切にすることを第一にする姉
姉を案じ、巣立とうとする妹
二人の意見は平行線。交わる時は訪れるのでしょうか。
我儘
彼方ちゃんが妹やスクールアイドルの為にここまで盲目的に頑張ってこれたのは、第一に自分がそれをやりたいから。
自分がそうしたいからスクールアイドルをやるし、バイトや勉強だってやる。
こう見えて彼方ちゃんってあれもこれもやってしまおうっていう人間なんですよね。
だから自分のことを我儘だなんて言います。
でも自分が我儘を通したせいで、「遥ちゃんもスクールアイドルを頑張る」という彼方ちゃんにとっての我儘でもある項目が一つ失われようとしてしまいます。
どちらかをとればどちらかが失われる場合、自分を捨てられるのが彼方ちゃん
でもそれは彼方ちゃんが望んでいることじゃあないんですよね。
自分の気持ちに正直になること。つい最近それを理解した者とそれを教えた者が近くにいました。
彼方「違う…彼方ちゃんの望みは、ずっと探していた夢はここにある。
同好会が再開してから、ずっと楽しかったんだ。やりたいことがどんどん増えていって、それを一緒に目指す仲間がいるのがすごく幸せで。
みんなとの同好会は彼方ちゃんにとってもう、大事な失いたくない場所なんだよ。」
彼方ちゃんと遥ちゃんが大事にしたいもの、それを同時に叶える方法は……
羽化
二人の我儘を同時に叶える手段、それはお互いがお互いを支えあって生きていくこと。
僕は支えあうっていうのは、お互いを信じあうことだと思います。
信じているから、見えている方向は違っても確かな繋がりはそこにある。
この確固たるものがある限り、二人が大切なものを見失うことはないと思います。
さて、ここで少し曲についてもお話しようかなと思います。
「Butterfly」
蝶と言う意味を持つこの単語ですがこと7話の挿入歌としてはなんで単数なんでしょうね。
7話はざっくり言って近江姉妹2人のお話と言っても過言ではないでしょう。
そんな7話の曲なのに複数形の単語にはならないのか。
これは僕の勝手な解釈なんですが、このButterfly=蝶を彼方と遥二人と見た時にその二人の塊を単数とすることに意味があると思うんです。
蝶を構成するのは彼方と遥の二人
でも二人で1つの蝶になったと言えばいいでしょうか。
信じて We can fly
二人で一つとなって夢に向かって飛んでいく。
二人とも向かう先は違っていても、ゴールに至るまでに何度も助け合い支えあっていく。
だから複数形=二匹の蝶じゃダメなんだと思います。
最後に
彼方ちゃん回、良かった。ただただ良かった。
近江姉妹尊かったし、同好会の皆優しかったしかすみんが矢澤と津島のオーラをまといだしたし。
何より「Butterfly」が名曲すぎた。
僕ラブライブ!シリーズで好きなPVは?と聞かれたら5本の指に入るのが「PURE PHRASE」なんですけど
【YouTube限定公開】PURE PHRASE Special MV
個人的にはこれに匹敵するなと思ったほどです。
「ほんとにこれラブライブ!のPVなのか!?」と思うほどのおしゃれなPVなのはもちろん、歌詞から伝わるキャラクターの想いがホントに良くて(語彙力)。
日々自分の中の「最高」を更新していくラブライブ!だから、
常に「今が最高!!」と思えて良いですね…。好きで良かった。
では今回はこの辺で。
ヨキニハカラエミナノシュー