太陽のつぶやき

独り言を喋ります

TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第5話感想

こんにちは、SUNです。

 

皆さんにとって「ラブライブ!らしさ」ってなんですか?

二次元と三次元がシンクロするライブパフォーマンスか、魅力的で等身大な女の子達が繰り広げるストーリーか。

人によって様々な意見が出てくると思いますが、この第5話で僕の思う「ラブライブ!らしさ」の一つが垣間見えたような気がします。

早速見ていきましょう。

※ここから先、アニメ第1話~第5話及びスクスタメインストーリー&キズナエピソードのネタバレを含む場合があります。

ヴェルデ来航

これまでのエマちゃんのパーソナルデータとしてスクールアイドルに憧れてスイスから日本にやってきたということは幾度となく語られてきましたが、こう改めてエマちゃんが日本にやってきたその時のことが描写されたのは初めてだと思います。

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どこまでも広がっているスカイブルーの空

 

エマちゃんにとって、自分のなりたいスクールアイドル像というのはそんな眩しくて見られない高い理想のもので、だからこそ「自分のなりたい姿」というものに懸命でまっすぐなんでしょうね。

 

どこまでも広がっている

エヴァーグリーンと空

降り注ぐ太陽も

皆を受け入れてくね!

そんな風に抱きしめたい 誰の心も

 

いつまでも愛されていく

エヴァーグリーンの歌

口ずさむメロディーが

みんな包み込んでゆく

そんな風になれますように!

(Evergreenエマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)より)

 

降り注ぐ太陽の光のように、誰しもに愛される歌のように人の心を包みぽかぽかにする。そんなエマちゃんの目指す到達点は既に僕らが知っている通りだと思います。

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ここで初めて出会った少女、朝香果林。

この時の笑みは果たして彼女の本心からのものか、それとも彼女がそうしているのか。どっちなんでしょうね。

 

ぽかぽか探し

少しずつ、一歩一歩着実に進んでいく同好会メンバー達。

今度はソロのアイドルとしてプロモーションビデオを作っていくようです。

既に出来上がっている歩夢・かすみ・せつ菜に加えて残りのメンバーのPV案を考えていきます。

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私ね、人の心をぽかぽかさせちゃうようなアイドルになりたいって思ってて

エマちゃんはどんなアイドルになりたいかは決まっているけど、具体的にそれが何をするアイドルなのかがわからない。

 

ぽかぽかといえば方や枕とお布団、方や泣ける小説、アニメ、おばあちゃんのぬか漬けetc...

 

見事なまでにバラバラですが、そんな所も虹ヶ咲らしさが溢れてて、思わずせつ菜ちゃんもにっこり!!

 

こういうバラバラであることが自分達らしさで自然と笑いが起きる。それが当たり前だと受け入れられる場所に同好会がなってきているのがいいですね。

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演劇なら衣装を着てみてイメージを固めるというしずくちゃんの意見を参考に、果林ちゃんのつてで服飾同好会のお世話になります。

 

 

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せつ菜ちゃんに握手されてる女の子、絶妙に顔を赤らめていますがもしかしてせつ菜ちゃんのファンなんでしょうかね。まぁどうであれこんな美少女に手を握られたんじゃあ誰だってこうなるに決まってるんですが

 

さぁてそれではエマちゃん人形の着せ替えを始めるぞ!!

 

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ことりちゃんが好きそう(ことり推し並み感)

ことりちゃんがこのエマちゃん見てたら絶対「かわぃぃぃぃぃん!!!ねぇ、エマさん!!良かったら一緒にバイトしない?絶対似合うよ~!!」って言ってると思います。

かすみんがあまりの可愛さに本音が漏れてるのもいいですね!

 

 

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エマ「これから花火でも見にいこっか」

侑「行く行く!!(即答)」

まんま侑ちゃんの反応が画面の前の僕で笑いましたね。

 

そんな中、果林ちゃんの様子はどこか達観した、まるで傍観者のようでした。

緑船

第5話において、というか朝香果林ちゃんにおいてなんですけど、「笑っているかどうか」というのが彼女の心の動きを読み解く一つのヒントだと思います。

 

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彼女は他人といるとき、極力彼女は笑顔を見せません。

 

それはエマちゃんからも「果林ちゃんの笑顔、久しぶりに見たよ」と言われるほどです。

 

一人のとき、自分の気持ちに正直になれるときはこんな笑顔を見せてくれる子なのに。

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果林ちゃんは、モデルであることや自分に対して固有のイメージを持たれているということにこだわりを持っているように見えます。

 

そして同時に、そのこだわりが自分自身を縛り付けてもいます。

 

その鎖のせいで、いつしか果林ちゃんは自分の気持ちをに抑え込むようになりました。

 

でも、その鎖は、自分の本心を外に見せないための鎖は、スイスから来た一人の少女によって解かれました。

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ここの「来て」がイケメン過ぎて惚れた

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果林ちゃんのやりたいこと

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エマちゃんは果林ちゃんの願いを叶えるではないですけど、彼女の心の内に秘めていたものをどんどん外に出していきます。

 

 

そうしていくことで、はじめは変化のなかった表情も

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少しずつ

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少しずつ

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変わっていって

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果林ちゃんの笑顔がにも表れるようになりました。

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 「人の心をぽかぽかにする」

 

エマちゃんにとってのそれは、自然な笑顔を相手から引き出すことのように思います。

エマちゃん自身の屈託ない自然な笑顔、伸び伸びとした歌声、時としてみせる高い行動力。ぽかぽかにするっていうのはそういった彼女自身の自然体な魅力があってできるのであって、何か特別なことをしてできることではないんですね。

 

自然な行動によって自然な感情を引き出すっていうのがエマちゃんのスクールアイドルとしてのひとつの形なんだと思います。

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私の故郷

そうして披露された挿入歌「La Bella Patria

まるでエマとデートなうに使っていいよと言わんとばかりのシーンのオンパレードでしたが(言ってない)、歌詞のほうもエマちゃんの日本にやってくるまでの心情や彼女自身のスタンスも垣間見えましたね。

 

特にいいなと思ったのは

嘘をつくのって凄く難しいね(そうでしょ)

心に耳をすませて

ってとこで。

第5話で語られたことってまさにこれなんですけど、そのアプローチの仕方もエマちゃんらしいんですよ。

自分や他人に嘘をつくことに対して「嘘はダメだよ、正直になろう」って言ってくれるメッセージってこの世にたくさんあって、事実嘘は良くないし何事にも正直でいることは大切なんですけど

エマちゃんは嘘をつくことを否定はしてないんですよね。

嘘をついて、そのうえでやっぱり嘘って苦しいでしょ?って言ってくれてるんですよ。

 

微妙なニュアンスの違いですけど、そこがエマちゃんらしくて、まさに人に寄り添って受け入れてくれる彼女のスタンスそのものだなと感じました。

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やりたいことは

僕はラブライブ!のことを「人の大好きという気持ちや、やりたいという気持ちに凄く寛容なコンテンツ」だと思っています。

 

今回のエマと果林の構図って凄く今までのラブライブ!らしさっていうのが感じられて、これって簡単にいうと相手の気持ちを察して寄り添ってくれる3年生自分の気持ちに嘘をついて見ないようにしてる3年生っていう構図なんですよね。(ついでに皆おっぱいがおっきいね!!やったぁ!!)

 

先々代のスピリチュアル東洋の魔女が残したセリフに「特に理由なんて必要ない。やりたいからやってみる。本当にやりたいことって、そんな感じに始まるんやない?」というのがあります。

 

そして今回エマちゃんが残したセリフは「やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う。

 

こうやって人のやりたいって気持ちを後押ししてくれるのがラブライブ!の良さだと思っていて、これはこのコンテンツを長く見ていけば随所にそれを感じることができるのではないかなと思います。(例えばスクスタ17章とか)

 

僕が今こうしてブログを書いているのも、他の方の記事を見て面白いなと思ったのと同時に「楽しそう、やってみたい!!」って思ったからです。

そう思ったとき、ラブライブ!から感じたことが僕の背中を押してくれました。

ラブライブ!は今の僕の在り方に多大な影響を与えてくれた作品で、またこのラブライブ!ラブライブ!らしさが見えたことが嬉しかったです。

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