太陽のつぶやき

独り言を喋ります

林鼓子さんからレス貰えて嬉しい~って話

皆さんブログではお久しぶりです、SUNです。

 

レス貰えた自慢5割、忘備録5割の普段より雑多な内容です。

 

タイトルの通り林鼓子さんからレス貰ったんで
その詳細を書きます。

 

横浜DAY1の座席がLEVEL5の一番右側のブロック。
しかも左隣が通路だったんで全体的に多動してました。

 

で、TOKIMEKI Runnersの時バルコニーからキャストが2人出てくるじゃないですか。

僕の目の前、相良さんと林鼓子さんだったんですよ。*1

 

DAY1の連番者がかすみ推しだったのもあり、2人で絶叫したりして盛り上がってました。

1番ではちょうどバルコニーの柱で林鼓子さんが隠れてたんですけど、2番でフォーメーションが入れ替わったおかげでよく見えたんですよね。

 

で、せっかく通路側の席でしかも目の前にキャストがいるんだから気合入れて振りコピしてやろうと思いましてね。

 

そしたらサビで林鼓子さんもなんかずっとこっち見ながら踊ってたんですよ、多分。

 

周りで振りコピしてるオタクが把握できた限りだと僕ぐらいだったので目立ってたのもあるかもしれませんが、少なくとも2番サビはずっと林鼓子さんと見つめ合いながらトキラン踊った気がします。

 

で、DAY2の話なんですけどね。

DAY2の座席がアリーナ右側ブロックの最前列だったんですよね。(嬉しいね)
オタク人生はじめてのアリーナ最前列だったものでもうそれはそれはテンション上がりました。

 

で、アンコールのLove U my friendsの時なんですけど。

2番はキャストが左右に捌けてパフォーマンスしてるんですが、右端まで林鼓子さんが来てくれた時にブレード振ったら「あ、いた!!」みたいな顔しながら手を振ってくれたんですよね、多分。

で、2番サビでステージの2段目、3段目にキャストが移動するんでけど、「何度もはじめよう」、「一緒に叶えよう」の振り、明らかに僕と目が合ってたんですよ。

ここの振り付けね

 

少なくとも体はこっち向いてて、手も僕の方に向けてたの。

 

なんならね、林鼓子さんは確実に僕に向けて歌ってました。

 

と、感じるくらいには「やべぇ林鼓子さんめっちゃ見てくれるな、嬉しい~~」って思ってたんです。ただ、勘違いして思い上がりたくなかったんで「俺、だったら嬉しいなぁ……」くらいでとどめてたんですが。

 

 

それで最後の挨拶あるじゃないですか。

「次は~~こっち~~」のやつ。

 

あれで右側来てくれた時、ちょうど僕から林鼓子さんの位置がパットレールに乗ってるカメラで隠れて見えなかったんですよ。

 

流石に顔みたいなって思ったんでちょっと体ずらして手を振ったら林鼓子さんも体ずらして手振ってくれたんですよ。

 

ここまで来たら「流石に俺の勘違いじゃないよな……?」って思ったんで手でハート作ったらね、なんと、林鼓子さんもハート作ってくれたんです。

 

「絶対勘違いじゃない!!」って確信した瞬間でした。

 

はい、僕は”愛の交換会”と題された6thライブで間違いなくせつ菜ちゃんとコミュニケーションを取ることができたことをここにご報告します。

 

スクスタで優木せつ菜の作ろうとしている世界に惚れて、最後のキズナエピソードでその世界を一緒に作って欲しいって言ってくれて、先月の楠木ともりさんのバースデーライブでは「私(楠木さん)とあなた(オタク)はお互い背中合わせで戦い支えあう関係」って言ってくれて*2、そして今回の幕間アニメで「あなたは私の野望のパートナー」とまで言ってくれた。

 

そんな僕とせつ菜ちゃんの"イマ"の関係性をたくさん確かめあえたこのライブで、
せつ菜ちゃん(=林鼓子さん)と実際に目を合わせて、気持ち通じてるなって思えたことが僕は凄く嬉しかったです。

 

 

最後にもう1つ、林鼓子さんがMCで仰ってた内容についても感じたことを話したいと思います。

 

彼女が抽象的に言ってた内容*3を僕なりに噛み砕いて言うと、「林鼓子としての優木せつ菜に"成る"のではなくて、優木せつ菜は既に"いる"から、その既に存在する優木せつ菜を表現します。」ってことだと思うんですよね。

 

1から新しい優木せつ菜を作って成るんじゃなくて、既に出来上がっているものを私達の前に顕現させてくれる。それが林鼓子さんにとっての優木せつ菜との歩み方なんだと。

 

もちろん、これは林鼓子さんの主観や解釈に委ねられる面は大きく、私達がそれを彼女が"違うな"と評した「林鼓子が作る新しい優木せつ菜」と受け取ることはできるでしょう。

 

でも大切なのは、私達がどう受け取るかよりも林鼓子さんの中で優木せつ菜という女の子との向き合い方が固まったということ。

 

林鼓子さんが(僕を含めて)オタクに沢山ファンサしてくれることも、せつ菜ちゃんが「"あなた"がいるから優木せつ菜が存在できる*4」ってことをラブソングカーニバルを通して気づいた故の姿にも思えるんですよね。

 

 

せつ菜とあなたの架け橋になりたい

 

林鼓子さんはそう言いました。

 

そうやって、生きている1人の人間である優木せつ菜/中川菜々と向き合って、僕達にせつ菜ちゃんと出会わせてくれる。

 

優木せつ菜は存在するんだと証明するのが林鼓子さんなんだと思いました。

 

 

優木せつ菜の存在証明をする人間であるから、私達と同じく
林鼓子さんは"あなた"であり"優木せつ菜の野望のパートナー"。

 

6thライブでせつ菜ちゃんのことを近く感じられたのは、
林鼓子さんの意識に起因するのかなと思いました。

 

 

 

 

あれからふと気が付けば林鼓子さんのこと考えてる自分がいます。
ゲーマーズのお渡し会行きたいなぁ……当たるといいなぁ……。

 

 

 

 

ヨキニハカラエミナノシュー

*1:ちなみに客席側から見て右側に相良さん、左側が林鼓子さんって位置関係。

*2:楠木ともりさんはもうどうしようもないくらいに口から出てくる言葉が優木せつ菜過ぎるので、楠木ともり≒優木せつ菜としてカウントしてます。だ、だってあの人優木せつ菜みたいなことしか言わないもん……。

*3:彼女は"抽象的"と言いましたが、確かに内容は概念的であれ個人的にはハッキリしていてわかりやすいのではと感じました。これもまた優木せつ菜らしいですよね。彼女の求める世界は非常に概念的で性善説に基づくような抽象的なものですが、そこから想起できる未来やその実現のために今私達がどうすべきかといったことは案外イメージしやすいと思います。

*4:”あなた”は優木せつ菜の存在証明なんです。

優木せつ菜が好きな人へ

 

気持ちの切り替えができている人、できていない人

 

僕は"できている側"だという自負があります。

 

別にこれはできている人が偉いとかできていない人が悪いとかそういう話ではないのだけれど。

 

どうして僕はできているのかと聞かれれば、それは色んな変化をポジティブに受け取って楽しみたいって気持ちが大きいから。

 

・楠木さんができなくなってしまったダンスパフォーマンスをする優木せつ菜がまた見られる

・それ即ち、L!L!L!(Love the Life We Live)を筆頭にフォーメーションに穴のない12人が見られる

・声優として優木せつ菜/中川菜々を出力してくださる人が増えて、一つのキャラクターに声優二人分の声の演技の解釈がある稀有な存在になる

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に新しい仲間が加わる

 

パッと挙げるとこんな感じでしょうか。

特に担当声優2人分の声が存在するキャラクター*1ラブライブ!シリーズではおそらく唯一なので、推しがなんだか特別に感じられて優越感すらあります。

 

勿論、単に増えるだけではなくて前任が"降板"する訳ですので

今後楠木さん演じる優木せつ菜/中川菜々は見られないし声も聴けないという寂しさがあります。

そして、今日をもって僕達と優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)が歩んでいく時間はおしまいです。

 

増えません。

 

増えるのは僕達と優木せつ菜/中川菜々(CV.林鼓子)の時間です。

 

 

忘れもしない、2022年11月1日。

バイトの休憩時間にTwitterを見たら、心の底から見たくなかった文字列がありました。

 

ビックリして何も喋れなくなりました。

悪寒がして、頭がぼっーとして動かないし、心臓がずっとドキドキしてる。

休憩時間内に賄いを食べきれなくなりそうになって急いで掻き込んだのはこの日だけです。

 

それから1週間以上、ふとした時に上のツイートの文面が何度もフラッシュバックしてきました。

夜寝る前とかね。

 

辛いなって気持ちもあったんですけど、それと同時に「あぁ、やっぱりか」って思いもあって。

 

可能性としてないとは言い切れないなと思ってはいましたが、5thライブで13人が集うステージを見て「きっと大丈夫」だと安心しきっていました。

 

これでいい、"いまが最高"でこの形が最善だと客席と配信画面の前に居た全員が思っていたんじゃないかと思います。

 

でも、少なくとも1人それを許さない人が、いまよりももっと虹ヶ咲が高みへ行くことを本気で望んで決断した人がいました。

 

 

 

ラブライブ!は僕にどんなものにも価値はあって、みんなが存在していい。

誰も、何も否定されず存在が受け入れられるそんな世界が優しい世界なんだと気づかせてくれました。

 

優木せつ菜は、僕がそんな想いを持った最中に出会った同じ志を持つリーダーのような人でした。

 

4thライブで、楠木さんはMCで「スカーレットを振ってくれる人がいて安心した」と言いました。

 

楠木さんがどんな状況になっても、僕はただスカーレットを振って、自分の正直な「大好き」を叫んでいただけなのに、ただそれだけが楠木さんの、せつ菜ちゃんの力になれていたんだってことが嬉しかった。

僕は優木せつ菜の"あなた"なんだとその日ようやく気づいたんです。

 

この日から僕にとって優木せつ菜はリーダーではなく、一緒に肩を並べて「大好き」を叫ぶ同士になりました。

 

優木せつ菜の同士として、中川菜々の憧れを背負う者として、今僕が抱えている不安はそのまま受け入れて、新しい「大好き」を大切にしよう。

 

未来(さき)のこと

誰にだって未知な世界なんだ

不安いっぱい でも大事だよ

本当の気持ちだから

(MELODY 優木せつ菜(CV.楠木ともり) より)

 

そう決意して、僕のイマがあります。

 

僕のシリーズ最大の推し*2によると、

「皆が集まってそれぞれの役割を精一杯やりきれば、素敵な未来が待っている」

らしいです。

 

多分、僕の役割は中川菜々がそうありたいと願ったように自由に大好きを叫んで、優木せつ菜が作ろうとする世界の実現に貢献すること。

そして自分を含めた誰かの大好きを否定しないこと。

 

だから、楠木さんが決めた決断を受け入れて、これからの虹ヶ咲が描く素敵な未来を信じよう。

 

そう思うと凄くスッキリしたんです。

 

大切なことは僕の「大好き」が教えてくれました。

僕の「大好き」が僕を救ってくれました。

その「大好き」の中の1つが優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)でした。

 

 

僕は明日が来るのが楽しみです。

優木せつ菜/中川菜々(CV.林鼓子)がどんな歌を歌い、どんなパフォーマンスをして、どんな言葉を紡ぎ、どんなストーリーを描くのか。

ワクワクがとまりません。

 

そしてそんな明日以降の世界に優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)は消えている訳ではないんです。

 

優木せつ菜/中川菜々(CV.林鼓子)は優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)がいたから存在できます。

 

優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)が残したものは優木せつ菜/中川菜々(CV.林鼓子)が大切に大切に残してくれます。

 

そして、優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)は僕達の記憶の中にも残っている。

 

冒頭で「今日をもって僕達と優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)が歩んでいく時間はおしまいです。」

 

と言いましたが、記憶という時間の中では優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)は永遠です。

 

瞼を閉じれば何度だって出会えるし、スクスタを起動すれば優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)に出会えます。

 

メインストーリーやキズナエピソードだけじゃない、

μ‘sやAqoursメンバーのサイドストーリーを解放すると、そこに優木せつ菜/中川菜々(CV.楠木ともり)がいるかもしれない。

あなたの端末は現段階で実装されている優木せつ菜がコンプリートされていますか?

「Yes!!」と返せる人間はごくわずかでしょう。

僕もコンプリートはしていません。

 

ふとした時、懐かしい声に出会えるかもしれない。そんな期待を胸に抱いていれば、ちょっとは寂しさも紛れるんじゃないでしょうか?

 

"残る"というのは素敵なことです。

そして、"残していく"のは僕達みんなの役割です。

 

優木せつ菜の新しい春を明日迎えられることが、僕は楽しみです。

 

あともう1つ。

僕は楠木さんのツアーの参戦が決定しています。

 

皆さんはアーティストとしての楠木さんをご存知ですか?

 

楠木さんの楽曲は彼女自身が作詞作曲を手がけたものが少なくありません。

 

僕が1番好きな楠木ともりの曲がその中の1つ

"アカトキ"です。

 

もし、今初めて知った人がいたなら是非聴いてみてください。

そして歌詞を見てください。

 

優木せつ菜がいます。

ラブライブ!があります。

 

これは勝手に僕が言ってるだけなんですけどね。

 

でもこんな歌詞を書ける人の中に優木せつ菜がいないハズがない。

消えるハズがない。

 

そう信じさせてくれる曲だと思います。

 

すぐには無理でもいい、結局受け入れられなくてもいい。

 

ただ、思ったよりも未来は暗くなさそうですよ。

 

だから僕は明日からも優木せつ菜と優木せつ菜の野望の味方です。

 

*1:舞台だと同じ役を複数名の役者さんが交代しながら進めるケースを見かけることもあります。他にも、漫画等でドラマCDのキャストとアニメ化した時のキャストが違うなんてこともありますね。

*2:優木せつ菜は誰かにトキメキを与えてはじまりになるスクールアイドルですが、どうやらこの子は誰かのトキメキを感じてそのはじまりを肯定してくれる人間なようです。

【あと10日】Cheer for you!!【唯一無二の”大好き“を世界へ】

 

ためらわないでまっすぐに 大好きを届けに行こう

 

こんにちは、皆さん!SUNです。

 

早いもので、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE! ~A・ZU・NA LAGOON~」まで、あと10日となりました!!

 

え、10日なん?

 

うそん?

 

マジ?

 

それってさぁ!あと10回寝たら僕は東京ガーデンシアターにいる…ってコト!?
(「え!うそ!?」(CV.鈴原希実))

 

信じられんな……。

 

という訳で、当記事はタグ企画
#世界は青いはず
のカウントダウン記事第弾となります~~!!

 

昨日はトップバッターのこじまりさん(@kojimari06)

『Dream Land! Dream World!』についてとっても熱い記事を書いてくださいました!!

続く僕はカップリング曲の
『Cheer for you!!』についてお話させていただきます。

どうかお付き合い頂けると幸いです。

 

突然ですが、皆さんは自分の"大好き"って気持ちを大切にできていますか?

 

今回はCheer for you!!に僕の想いを乗せて、大好きを言葉にすることについてお話したいと思います。

 

 

大好きを叫べる場所

 

この曲はこんな歌いだしからはじまります。

 

Pinkに染まった頬

感知しました 恋心

まるで風船みたい

膨らむHeart 止まんないよね 

(Cheer for you!! A・ZU・NA より)

 

単純に恋の歌と捉えてもいいですが、僕はあくまでここで言う「恋心」とはひとつの例えに過ぎないと思っています。

 

では、この「恋心」が指すものは具体例になんなのか?

 

僕は"トキメキ"だと思っています。

 

何かに惹かれてドキドキする気持ち、何か行動に移したくなる衝動的な気持ち……

こういうはじまりのトキメキって知らず知らずのうちにどんどん大きくなっていきますよね。

 

これをどんどん膨らむ風船というアイテムに例えた所からこの歌はスタートしました。

 

その気持ち 託しましょう!

ふわりと舞って

青い空の向こうへ 飛んでけ Go!

(Cheer for you!! A・ZU・NA より)

 

そしてこの歌はそんな膨らんだトキメキを何かに託して、空へと放つことを勧めています。

 

"空"って概念はラブライブ!において頻出のものですが、とりわけA・ZU・NAの3人にとっては馴染みの深いものだと思います。

 

今は小さな小さな蕾だけど

あなたがくれた愛を 育んで

力いっぱい に伸びてゆくんだ

いつの日にか 

きっと咲かせましょう

大輪の花

(開花宣言 上原歩夢(CV.大西亜玖璃) より)

 

飛び立てる Dreaming Sky

一人じゃないから

どこまでも 行ける気がするよ

の向こう

(Dream with You 上原歩夢(CV.大西亜玖璃) より)

 

目覚めてく 強く

裸足で駆け出していこう

どんな私からも逃げたりしない

迷いも不安も全部

ありのまま抱きしめたなら

まぶしいあのへと 飛びだすよ

(Solitude Rain 桜坂しずく(CV.前田佳織里) より)

 

光が差し込んだ

これからも先ずっと

ステージを照らすように

強く願い込めた歌をあのまで

ほら届け!

(MELODY 優木せつ菜(CV.楠木ともり) より)

 

の高さは自分次第で

自由に変えていけるんだって

気づいたのはキミのおかげだよ

もっともっと

この目で確かめたいんだ

Here we go!

(LIKE IT! LOVE IT! 優木せつ菜(CV.楠木ともり) より)

 

これらに共通して言えるのは、空というものは高く、そしてどこまでも進めるほど果てのないものであるということ。

 

そしてそのイメージから「自由な場所」の象徴としても多用されるものだと思います。

そんな場所にいったいトキメキをいったい何に託すのか。

 

それはもちろん、"大好き"という気持ちです。

 

誰かを好きになるのって

凄く素敵なことでしょ

大好き!」を届けに行こうよ

ためらわないで まっすぐに

ありったけの想い 伝えなくちゃ

私はそばにいるからねっ!

勇気だして!Cheer for you!!

(Cheer for you!! A・ZU・NA より)

何かを好きでいることを「素敵」だと肯定してくれて、そんな感情を言動に乗せ、自由な世界に解き放つと良いよって伝えてくれて。

そして、そんな自分を側で支えてくれる。

 

凄く暖かいですよね。

何度も何度もときめいて

その溢れる感情は

嘘なんかじゃないでしょ?

私もそうだよ。みんな同じなんだ!

自分にしか描けないだ!

(LIKE IT! LOVE IT! 優木せつ菜(CV.楠木ともり) より)

この世界のあらゆる"大好き"はそのどれもが美しく、尊いものなんだと。

せつ菜ちゃんが『LIKE IT! LOVE IT!』でそう歌っているように、どんな"大好き"も平等で、そして自由であるべきなのだと僕は思います。

 

思い返せば、A・ZU・NAの皆はそれぞれ自分の中の"大好き"と格闘していました。

 

自分の気持ちを正直に言えなかったり、

 

誰かの"大好き"を傷つけてしまったことを悔やんだり、

 

他人に理解されなかった"大好き"を抑えつけたり、

 

新しく芽生えた"大好き"に追いつけなくなったり。

 

3人とも、皆壁に当たっていました。

 

でも最終的には皆、自分の"大好き"と向き合い、"大好き"を貫き、そしてそれが許される場所があることで救われているんです。

 

『Cheer for you!!』は、自分の大好きと向き合い自由に叫べるようになった3人だからこそ歌える"大好き"を閉ざす人への最大限の応援歌なんだと思います。

 

特に"そばにいる"、つまり味方だよと言ってくれることがどんなに心強いことか。

 

A・ZU・NAランドは色んな個性が集まってできた楽しい遊園地。

 

それは、色んな個性が居て良いんだ、存在して良いんだということを具現化した場所でもあります。

 

溢れ出す胸いっぱいの「大好き!」を

キミ色の風船に乗せて

飛ばそう Go!

(Cheer for you!! A・ZU・NA より)

風船に例えられた"トキメキ"には、個別のがあるみたいです。

 

 

それはきっと、"大好き"は一人一人にとって替えの効かない唯一無二のものだから。

 

 

その証拠に、優木せつ菜だって他人の大好きを代弁することはできませんでした。

 

誰のモノでもない、あなた自身にしかない固有で多種多様な"大好き"が存在できる世界がA・ZU・NAランドであり、優木せつ菜が望んだ世界だと思います。

 

そんな優しくて暖かい場所で、この「"大好き"を叫ぶ」という行為、そして感じた"トキメキ"を肯定する歌があることが僕はなんて素敵なのだろうと思うんです。

 

野望を野望のままで終わらせないために

 

優木せつ菜ちゃんの野望を、皆さんは覚えていますか?

 

大好きを世界中に溢れさせちゃうこと。

そのために、皆の大好きが否定されない世界を作ること。

 

どうか、これを読んでいる人に覚えていて欲しいんです。

 

A・ZU・NAの皆は大好きを叫べない苦しさをちゃんと知っていること。

その上で、誰もが大好きを叫べる世界を作ろうとしているスクールアイドルがいること。

あなたの大好きは尊いもので、誰にも否定されていいものじゃないってこと。

 

それを受け入れる世界は少なくともここにあるってこと。

 

きっと現実は厳しいです。

あなたの大好きを理解しようとしてくれない人がいるかもしれない。

あなたの大好きを傷つける人がいるかもしれない。

 

でも、優木せつ菜は、A・ZU・NAの皆は、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の皆は「あっていいんだよ」って言ってくれるハズ。

 

それは僕達も同じです。

少なくとも僕を含めたA・ZU・NAの皆が大好きな11人は、必ずあなたの"大好き"の味方になります。

 

 

優木せつ菜ちゃんの野望がいつか現実になる。

そのためにはやっぱり一人一人が自分の大好きを叫んで、他の人も大好きを叫べる環境を作ってあげるべきなんだと思います。

優木せつ菜の望む世界は少なくともここにあるぞって主張するんです

 

いつかそんな人達で世界中が溢れれば、きっとそれはせつ菜ちゃんの野望が叶ったと言っていいでしょう。

 

そのために、どうかあなたも、自分の大好きを大切にして、他人の大好きも大切にして、その上で自分の大好きを貫いて欲しい。

 

形はなんだっていいです。

ブログやツイートでもいいし、歌を歌うことでもいい。

もちろんグッズを買うことでも、ライブに行くことでもいい。

 

『#世界は青いはず』

 

このハッシュタグも、そんなあなたの"大好き"をインターネットっていう広大な空へ放って、そして誰かに届けてくれるになるかもしれない。

 

優木せつ菜の野望に惹かれた一人の人間として、そんな人間が少しでも増えてくれることを密かに願っています。



 

終わりに

きっと、A・ZU・NA LAGOONに参加する方、いやこの日を迎えようとしている方みんなが色んな覚悟を抱えてイマを生きていると思います。

 

残っていくものを永遠にするために、大切なイマを刻んで全力で楽しみたい気持ち。

まだ見ぬ変化に期待する気持ち。

 

そういったポジティブな気持ちはもちろん、
望んだ未来にならないかもしれない不安な気持ちもきっと抱えていると思います。

 

でも、A・ZU・NAの皆はこうも言ってくれています。

 

浮かない顔 どうしたの?

察知しました SOS

初めての感情

ちょっと怖くて戸惑っちゃうよね

 

その気持ち 託しましょう!

まるごとゼンブ

曇り空も超えて 飛んでけ Go!

(Cheer for you!! A・ZU・NA より)

"大好き"って気持ちが強ければ強いほど、それで何かが変わってしまったり、もしかしたら大切なものを失ってしまうかもしれないって思うと、臆病になってしまうことだってあると思います。

 

A・ZU・NAの3人もきっとそうでした。

 

未来(さき)のこと

誰にだって未知な世界なんだ

不安いっぱい でも大事だよ

本当の気持ちだから

 

向き合う勇気をいま

手に入れたいんだほら

ちゃんと言葉にしてぶつけてみよう

心繋いで歌うよ!

(MELODY 優木せつ菜(CV.楠木ともり) より)

でも、そうした不安を抱えることってきっと大切なことなんです。

 

だってその気持ちは自分の中の嘘偽りない本当のものでしょう?

 

僕だって不安です。

きっと誰もが不安です。

 

未来のことなんて誰にも分らないから。

確証なんてないから。

 

だからこそ、自分の気持ちをちゃんと言葉にして、"大好き"って気持ちと向き合って欲しい。

 

自分の中の"大好き"って気持ちを大切にして欲しい。

 

時間は残酷だから、いつか必ずその時は来ます。

 

でもきっと、乗り越えた先には寂しいだけじゃない未来が待ってるから。

 

いつかふと思い出を振り返った時に、せつ菜ちゃんが、楠木さんが、そして僕達皆が楽しかったなって思えるイマがあること

 

未来で僕達と、未来のせつ菜ちゃん自身に楽しかったイマがずっと生き続けていること

 

そしてちゃんとイマを楽しんでいる僕達が確かに存在することを、僕は当日沢山スカーレットを振って伝えるつもりです。

 

 

さて、明日は黒鷺さん(@AqoursJETpoke)の『Kakushiaji!』

の記事がUPされます!!

darkphoenix505pianoles.hatenablog.com

 

彼らしい、ちょっぴりスパイスの効いた香ばしい記事が出来上がる予感がします。
("きじ"だけに)

 

そんな訳で、今回はここまで。

A・ZU・NA LAGOONまで残り10日という時間を、悔いのないよう精一杯生きましょう!!

素直な気持ちを聞いて欲しい

まずは1つポジティブな気持ちを話させてください。

 

僕が愛したラブライブ!という作品。そして僕が敬愛する推しは、
色んなものを受け入れ、変化していく」そんな価値観を尊びました。

 

そんな生き方が大好きで、自分もそうありたいと思っていて。

 

だから今回の件を受けて変わっていくものはたくさんあると思うけど、それらを全てポジティブに捉えて楽しみにしていきたい。前を向いていきたい。そう思っています。

 

 

どんな人で、どんな声だろう?コーレスが変わったりするのかな?

ライブではどんなパフォーマンスを魅せてくれるのだろう?

今まで振りが分からなかったせつ菜ちゃんのダンスが見られるようになるね。

ライブでは裏で既存の音源が使われて、楠木さんの声と新しい声が重なって「エモいなぁ……」なんて思ったりするのかな……?

 

 

ぱっと思いつくだけでも楽しみな未来が沢山。

 

そんな寂しいだけじゃない素敵な未来があることが今から楽しみです。

 

 

でも欲を言えばもっともっと楠木ともりがキャストを務める優木せつ菜/中川菜々が見たかった。

その気持ちは消える訳ないんです。

 

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が伸び伸びと活動し、もっと広く沢山の大好きを溢れさせてほしい」って言ってくれたけど、その景色を見る人間の中には優木せつ菜だけじゃなくて楠木さんも居て欲しい。

 

そのためにずっとスカーレットを振り続けたかった。

 

だから凄く、凄く寂しいです。

 

 

 

「どんな形でも楠木さんがせつ菜を表現することが大切」だと、皆が思っていて。

どんな形でも優木せつ菜が、中川菜々が、楠木ともりが受け入れられる。そんな優しい世界はきっとあるハズで。でも、そんな世界を唯一受け入れられなかったのが楠木さん本人なんだと、そう思います。

 

きっと沢山悩んだんだと思います。

誰も責めないけど、虹ヶ咲のステージに自分がいない、踊れないことは事実。

でもそんな自分を受け入れてもらえるほどせつ菜の世界は優しくて。

でも任された優木せつ菜/中川菜々役という責務を全うしなければいけなくて。

 

優木せつ菜は"本気系スクールアイドル"なんですよ。

 

持ち前の純粋さと熱さで、まっすぐ不器用に手加減なしに進んでいく。

 

そんな人で。

 

そんなせつ菜ちゃんは歌や言葉で何度も伝えてくれてるんですよね。
「自分の気持ちに嘘つくな」って。

 

はじまったのなら、貫くのみです」と。

 

きっと楠木さんのはじまりは、優木せつ菜/中川菜々役である前の一人の役者として抱いている気持ちは「キャラクターと本気でまっすぐ向き合うこと」なんだと思うんです。

 

キャラクターのことを、仲間のことを本気で考えて真摯に向き合える。

 

そんな彼女の決断を後押ししたのは、きっと他でもない優木せつ菜だったのかもしれないなと。



 

 

 

今後僕がどんな気持ちで虹ヶ咲を、優木せつ菜/中川菜々と向き合うのか。

 

その答えはこれまでラブライブ!というコンテンツがシリーズを通して教えてくれています。

 

今ある物事と、そこに込められた理由や意図を受け入れて、そこから生まれる未来に希望を抱くこと。

なくなるものなんてなくて、そこに存在した事実や想いは残るから、それが自分の中で消えないように前に進むこと。

 

これを読んでいるあなたはどうか分からないけれど、僕はもう前へ進む準備はできてるつもりです。

 

でも、あの瞬間からふとしたときに
「優木せつ菜・中川菜々役 楠木ともり降板のご報告」という絶対に、本当に見たくなかった、もう見なくて済むのかななんて思ってた文字列が何度も何度も浮かび上がるんです。

 

その度に、もう僕個人がどうしたって変えられない現実がある不甲斐なさや悔しさ、彼女自身からそう決断するしかなかったことのやるせなさ、未来に希望を抱いても"その時"は必ず来るんだという寂しさが一気に押し寄せてきてどうしようもなくなってしまうんです。

 

カバンに必要なモノは詰め込んで、外に出る準備はできてるのに玄関の鍵が回らない。
そんな気分で。

 

 

多分今僕が欲しいのは"確証"なんです。

 

これからもずっと楠木ともりが虹ヶ咲のキャストとして活動してきた時間と軌跡が証明され続けること。

 

楠木さんがずっと虹ヶ咲を、せつ菜と菜々を大好きでいて、大好きを叫び続けてくれること。

 

楠木さんができる形でいいから、楠木さんがせつ菜と歩んだものをまた見せてくれること。

 

誰かが呼んだら楠木さんがまた違う形で楽しそうな顔を見せてくれること。

 

新しい優木せつ菜/中川菜々を、皆が受け入れてくれること。

 

楠木さんがせつ菜と一緒に叫んだ野望が叶うこと。

 

僕だけが受け入れて未来に進んでも、そこに楽しい未来が待ってくれなかったら悲しいんです。

ただただ安心したいんです。不安なんです。

 

どうか、どうか未来が楽しいものであって欲しい

 

 

 

僕には見たい景色が新しく産まれました。

 

・楠木さんの活動の中で、「あぁ、この人の中で優木せつ菜が生きてる」って感じたい。

 

・僕たちと同じように楠木さんも1人の"あなた"として「あなたと叶える物語」に参加し続けて欲しい。

 

・欲を言えば、優木せつ菜の曲をあなたに作詞作曲して欲しい

 

・いつか虹ヶ咲が大きなステージに立って1つの夢を叶えた時、楠木さんにも関係者席でその景色を見て欲しい。
誰かがその手を引いて、この場所は楠木さんがせつ菜として歩んだ時間楠木さんから託された誰かが作った時間無くして成り立たないと14人で証明して欲しい

 

終わりにさせないで欲しい。

 

 

 

いつかの"イマ"が楽しいってそう思えるように、これまでと今が無駄ではなかったって僕達で証明して、肯定して、これからの時間を全部大切にしていきたい。

 

 

だからどうか、"優木せつ菜/中川菜々役 楠木ともり"を忘れないでください。

 

 

 

 

 

 

ここからは余談です。

 

最近追加されたスクスタ44章「遠い未来を覗くとき」

 

皆さんはご覧になられましたか?

 

このお話には終盤から、「応援」という行為に価値を見いだせない加藤ツムギという少女が登場します。

 

彼女が言うには

「応援する気持ちには、
自分が気付いてなくてもエゴが潜んでる」

「相手のために、なんて純粋な気持ちはない。
だから応援に意味はない。」



 

 

最初この言葉を聴いたときは
「へぇ~そんなこと考える人もいるんだ」って気持ちでまるで共感できませんでした。

 

でも、最近楠木さんのことを毎日考えるようになって、彼女が言いたいことが少しずつ実感を持ってきた気がするんです。

 

結局の所、僕がさっき掲げた見たい景色。

 

あれって結局僕のエゴなんです。

楠木さんの気持ちよりも自分が見たいって気持ちを優先してる。

 

実際はキャストでなくなるのだから、虹ヶ咲やせつ菜が大好きって気持ちは変わらず有れどそれはそれとして距離を置きたがるかもしれない。

大好きを変わらず叫びたい気持ちがあっても、立場上それが難しくなったりする可能性もある。

 

結局"願望"に過ぎないんですよね。

 

この願望が楠木さんの真意に反していたら彼女を傷つけるかもしれない。

 

でも"応援"ってそういうものじゃないかなとも思うんです。

 

"応援"って誰のためにするんですか?

 

応援したい何かのため?

きっと少し違くて。

 

応援してるものが何かを成したげた時嬉しいですよね。

"嬉しい"を共有したりしたいですよね。

 

この"嬉しい"が欲しいから人は応援するんだと思います。

つまり、"嬉しい"っていう感情を欲してるんです。

 

もちろん、この嬉しいって感情は自分一人だけのものじゃなくて周りの人や応援している存在と共有するものでしょう。

 

でも、応援には感情の欲求が付随するのであれば、純度100%相手のことしか考えてない応援なんて存在しなくないですか?

 

スクスタ4thシーズンでは、"応援"をキーワードに物語が進んでいくと思います。

 

今僕が楠木さんに対して抱いてるこの気持ちもきっと応援の1つだと思います。

 

そんな応援の形、意味について今一度考え直すチャンスなのかもしれません。

 

多分3月31日のその時には間に合わないと思うけど、ゆっくり時間をかけて自分の気持ちを整理していこうと思います。

何故5thライブでHurray Hurrayは披露されたのか

皆さんこんにちは!SUNです。

 

先日「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5thライブ 虹が咲く場所」全4公演が無事開催されましたね~!!!

 

僕は有明公演Day.1、武蔵野公演両日の計3公演に現地参戦させて頂きました!!

 

さて、そんな5thライブのアンコールにて全公演披露された曲の1つが今回のお話のメインになります。

 

その曲とはHurray Hurrayです。

 

TVアニメ 1期Blu-ray7巻特典曲として初収録された楽曲ですね。

 

9人曲として登場して以来ユニットファンミは勿論のこと、4thライブで披露されなかったのもあり、もはや幻の曲になるやもしれないと思っていた方もいたのではないでしょうか?

 

そんなHurray Hurrayがこの5thライブでついに披露された訳ですが、ライブが終わった今、この5thライブで満を持してHurray Hurrayが披露されたことには意味があるのだろうなと感じています。

 

今回はこのHurray Hurrayが何故この5thライブで披露されたのかを大きく2つの視点から考えてみようと思います。

 

 

エールとしてのHurray Hurray

まずはエール=応援歌としての意味を持つHurray Hurrayという視点でお話していきます。

 

「エール」と聞くとTVアニメ2期12話「エール!」を連想される方も多いのではないでしょうか?

 

実際に当時も「12話の挿入歌でHurray Hurray来るんじゃね?」みたいな予想が多く見られたなと感じています。

Hurray! Hurray! 伝えたい
楽しもう All right?
重ねあってきた声で さぁ
(君ならば 僕らならば)
送ろうよエール 空へhi-five!!
絶対絶対 変わんない将来
同じ空の下どこまでも
この歌でつながってく願い
輝く明日を 目指して
まっすぐ走れ!

歌詞の中にも"エール"という言葉があるように、
2期12話とHurray Hurrayには「例え離れる時がきて寂しい気持ちを感じることがあるかもしれないけど、それまで積み重ねてきた楽しい時間がイマを支えてくれるし明日を進む希望をくれる」というニュアンスが含まれているようにも感じます*1

 

未来へ進む時にそれまで培ってきたものが背中を押して応援してくれる。

アニメ劇中で彼方が言った言葉は、虹ヶ咲の持つ”あなた”との相互的な関係がもたらす作用の核心を突いた言葉だとも思います。

背中を押して距離が離れたって、

押してくれた手の温もりは残るよ

TVアニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期12話「エール!」より

TVアニメでこの"応援"をテーマにしたお話をしたことは、5thライブでHurray Hurrayを披露できる1つの大きな理由になり得ると思いました。

 

自己証明としてのHurray Hurray

もう一つの視点は自分の存在を知らしめるためのHurray Hurrayです。

Hurray Hurray、5thライブでのパフォーマンスでは旗を用いたダンスが印象に残っている方が多いのではないでしょうか?

 

僕には有明公演Day.1で旗を振って踊る9人を見て思い浮かんだものがありました。

 

 

小学生が集団登下校で横断歩道渡る時に使うやつ!

 

 

キャストが持ってた旗の色も黄色だったしそっくり~

 

 

…話を戻しますね。

 

この横断旗って、横断歩道を渡る子供が車に見つけてもらいやすくするためにありますよね。

ただの棒じゃなくてひらひらする旗であるのも、良く目立つ黄色の布なのも、それらは全て目立つための要素。

 

つまり旗を振る行為って自分の存在を知らしめるため=自己証明の行為なんですよね。

 

自己証明と言えば、皆さん思い当たるものがあるんじゃないですか?

 

そうTVアニメ2期 3話と8話です。

この世界に、私は私しかいない

TVアニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期3話「sing!song!smile!」より

 

自分を目一杯伝えようとしているみんなの姿にときめいてたんだ。

私もみんなに近づきたい。みんなと一緒に、

今ここにいる私を伝えたい!そうなんだ!......これが......私のトキメキ!

TVアニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期8話「虹が始まる場所」より

 

TVアニメ2期では、髙咲侑が自分の感じたトキメキの正体に気づき、彼女もまた誰かにトキメキを与えられる存在になるまでの物語が1つの軸として展開されていきます。

 

侑が感じたトキメキはステージで自分を表現する同好会メンバーへの憧れ。

 

台詞からも伺える通り、侑が成そうとしていることはオンリーワンの自分を世界に伝えること。つまり、自己証明なんです。

 

 

先ほど横断旗の話題を出しましたが、横断旗によく用いられる色は黄色

そう、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のグループカラーと同じなんですよね。

色という観点から見ても虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は集合体としてのコンセプトに自己証明が含まれていると感じます。

 

また、そんな黄色の集団の中でパステルイエローをメンバーカラーとしている少女もまた、"証明"のために旗を振り、スクールアイドルをしているのも面白いなと思います。

 

ぎぬま:「Poppi’n Up!」に関しては考えてたことがあって、1期2話の自分自身のやりたいことがやれない状況において衝突することもあるに対するアンサーは自分がやりたいことを表現する、で恐れないための言葉だと思う。

結局どれも結論として、可愛い自分の証明手段がスクールアイドル像だと思うな。

 

しろやぎ:「Poppi’n Up!」のMVの旗持つシーンあるじゃん。あれめちゃくちゃ「可愛いの証明したいぜ」感あるよね

sun-kotori0912.hatenablog.com

 

ということで、TVアニメ2期という物語が髙咲侑という人間の自己証明に焦点を当てていること、これが5thライブでHurray Hurrayが披露されたもう一つの理由だと思います。

 

まとめ

5thライブでHurray Hurrayが披露された2つの大きな理由として

 

・TVアニメ2期で「エール!」を描いたことによる"応援"の意味

・TVアニメ2期が侑の自己証明に焦点を当てたことによる"証明手段"としての意味

 

という視点をご紹介しました。

 

今回挙げた2点はいずれもTVアニメ2期で描かれたテーマに沿った内容です。

つまり、5thライブでHurray Hurrayが披露された理由はHurray Hurrayが持つメッセージがTVアニメ2期のテーマとして描かれたからに他ならないのではないかと思います。

 

 

この曲は9人で披露されたColorful Dreams! Colorful Smiles!公演から変化し、
Next TOKIMEKI公演では矢野妃菜喜さんを含めた13人がステージに上がり、その中心では矢野さんが巨大な旗を振っていました。


同好会最初の9人だけでなくて、後から仲間になったR3BIRTHの3人や"あなた"のポジションである髙咲侑≒矢野妃菜喜をも包含させうる*2だけの広い枠をテーマとして取り扱っていると感じます。

 

 

Hurray Hurrayは最終的には前へと進む曲です。

 

支え合ってきた僕らなら

(君ならば 僕らならば)

辿りつけるから信じて!

絶対絶対 変わんない将来

僕らの友情どこまでも

(一番隣って素敵だね)

向こう側へ行こう(そのまま)

まっすぐ走れ!

 

前へ進むことってその軌跡を証明することでもあると思いますし、実際に虹ヶ咲がHurray Hurrayだったり、TOKIMEKI Runnersの変化をちゃんと形にして虹ヶ咲の"今"を証明し続けてくれることが嬉しいですね。

 

それでは、今回はこの辺で筆を置かせて頂こうと思います。

 

 

ヨキニハカラエミナノシュー

*1:「永遠の一瞬」にも類似した要素が含まれていると思います。5thライブでこの2曲が連続で披露されたのも頷けますね。

*2:勿論、髙咲侑が包含されるということは、私達有象無象の"あなた"もHurray Hurrayの中心で描かれるだけのポテンシャルを秘めているとも言えるでしょう。

僕の憧れの人の話

9月12日

 

今日この日は僕の大切な推しであるμ‘sの南ことりちゃんのお誕生日です。

 

ことりちゃん、お誕生日おめでとうっ!!


今回は僕がことりちゃんのどんな所が好きなのか、僕にとってことりちゃんがどんな存在なのかをお話しようと思います。

 

是非お付き合い頂けると幸いです。

 

ことりちゃんを好きになったきっかけ

以外と今までしっかりお話したことがなかったと思うので、この機会にお伝えしようかなと思います。

 

2016年、高校受験を控えた2月中旬に僕はラブライブ!を見始めました。

当時の僕はそもそもアイドルという存在に対して3次元2次元関係なく関心がなく、また多少ひねくれていたので「アイドルアニメなんだから皆可愛いのは当然だし、魅力的に描かれているものだ」という考えの元ラブライブ!を見始め、"推し"という存在も必ずしも作らなければならないものではないし*1、推しができるかできないかは結局見てみないとわからないよねって思っていました。

 

そんな心持ちでラブライブ!を見始めて、1期12話「ともだち」に差し掛かりました。

 

体調を崩し倒れた穂乃果ちゃんが復帰した後、部室にてことりちゃんの海外留学が迫っていることが海未ちゃんの口から告げられます。

 

「何故自分には相談してくれなかったのか?」とことりちゃんに詰め寄る穂乃果ちゃん。

そんな場面で、ことりちゃんが穂乃果ちゃんに告げた台詞がこちらです。

聞いて欲しかったよ、穂乃果ちゃんには。

一番に相談したかった。だって、穂乃果ちゃんは初めてできた友達だよ。

ずっとそばにいた友達だよ。

 

そんなの……そんなの、当たり前だよ!!

TVアニメ ラブライブ! 1期 12話 ともだち より

スクールアイドルに夢中になっている穂乃果ちゃんの邪魔をしたくない気持ちと、自分の夢のために留学するという選択肢が正しいのか信頼できる親友に頼りたかったという気持ちがぶつかったある意味不器用な選択ではあったと思います。

それでも、自分の将来と大切な友達の意思を天秤にかけて、自分を抑えられる意思の強さと優しさがあることが物凄く素敵だなと思ったんです。

 

そして最後の「当たり前」という言葉。

 

可愛くておっとりしているだけじゃない、彼女の「優しい女の子」って個性もただ情報として与えられているだけじゃない。

 

ことりちゃんにとってそれが当然のことで、本心からそう思っていることが伺えて、こういう場面で「当たり前」って強い肯定の言葉が出てくるって事実がことりちゃんの優しさが間違いなくこの子の中に根付いているもので信じられるものなんだと、そういう説得力を持たせてくれる言葉だと感じたんです。

 

それからというもの、気づけばことりちゃんのことを目で追っている自分がいました。

 

だから僕が南ことり推しになった最大のきっかけは1期 12話なんだと思います。

 

ことりちゃんの好きな所

色々な物事を受け入れられる器の大きさ

ことりちゃんの一番好きな所です。

 

ことりちゃんって、相手に対して否定から入ることがないんですよ。

 

反応に困る時は「あはは…」と苦笑いを浮かべたり肯定とも否定とも取れない曖昧な返事をすることがほとんどで、頭ごなしに否定することは少なくとも僕が把握している限りではありません。

ことりちゃんの凄い所って、相手の発言だったり、行動だったり、人そのものを

「そういうのもあるよね、良いと思うよ」

ってその存在を否定せずに受け入れてくれる所*2だと思うんです。

 

この許容とも言える彼女の価値観は、常に新しい取り組みを取り入れ進化し続けるラブライブ!というコンテンツそのものであったり、夢やトキメキを抱いて進むことを広く受け入れてくれるラブライブ!シリーズの物語全てと繋がる所でもあると思います*3

 

うん、なんかね、この服を着ていると出来るっていうか。この街に来ると、不思議と勇気がもらえるの。

 

もし思い切って自分を変えようとしても、この街ならきっと受け入れてくれる気がする。そんな気持ちにさせてくれるんだ。だから好き。

TVアニメ ラブライブ! 1期 9話 ワンダーゾーン より

 

きっと彼女だからこそ、秋葉原という街に惹かれたのだと思います。

 

そんなあまりにも寛容であることりちゃんの価値観は、色んな人や物事にも通ずる柔軟性の高いものだと感じています。

 

また、この彼女の価値観は僕の虹ヶ咲の推しである優木せつ菜ちゃんの価値観にも通ずることだと思っています。

 

あらゆるものが存在を否定されず、受け入れてもらえる。

存在を否定しないこと(≒肯定すること)って物事に価値を付与することと近いのかなと思っています

 

ここでフォローを入れる所も優しさがあって好きです


ことりちゃんって衣装作りが好きなだけあって何かを作るクリエイティブなことに楽しみや意味を見いだせる人なんですよね。そしてクリエイティブな行為って言いかえると価値の創造だと思います。

 

物事にある価値を尊重できること。これがことりちゃんの器の大きさの根拠になりえるのではないかなと思っています。

 

自分の好きなことを貫く我の強さ

ことりちゃんの素敵な所の1つが、衣装作りの熱意や幼馴染2人に対する愛情がとにかく素直でまっすぐな所だと思います。

 

ことりちゃんはμ‘sの衣装担当全般を引き受ける一方、時には花陽ちゃんやにこちゃんにお手伝いをしてもらったり、特ににこちゃんとは衣装作りやアイドルに関する考えの違いから意見を言い合うこともあるようです*4

 

また、海未ちゃんには衣装案を見せた段階で「スカート丈が短い」と反対されることは日常茶飯事のようで。

 

そんなアイドルとしてのプライドが高いにこちゃんと対等に意見をぶつけあったり、結局は海未ちゃんの反対を押し切り衣装案を通してしまう姿を見ていると、ことりちゃんの意思の強さというか我の強さって物凄くまっすぐで、自分の大好きなことを貫き通している姿はカッコイイなとも思うのです。

 

幼馴染に対する愛情という一面で見ても、アニメでは穂乃果ちゃんのことを想うあまり自分で色々なものを抱えてしまったり、スクスタでは幼馴染の感謝を伝えるために

 

「ずっと一緒にいてくれてありがとう!
これからもよろしくね! パーティ(原文ママ)」

を企画したりと、彼女の「大好き」の気持ちはとても純粋だなと思います。

 

あと、先述したせつ菜ちゃんの話にも繋がることでもあるんですが、虹ヶ咲1st LIVEで楠木ともりさんがおっしゃっていた内容に

「自分の『大好き』を大切にして、他人の『大好き』を大切にして、その上で自分の『大好き』を貫いて欲しい」

 

という言葉があったそうです。

この言葉は、楠木さんはもちろんせつ菜ちゃん自身が掲げてる野望の中身そのものであると思っていますが、ことりちゃんの生き方もまさにこの通りだなと感じています。

 

彼女の自分の「大好き」に素直で、まっすぐで、そしてそれを貫き通せるだけの強かさのある所が大好きです。

 

相手の意図をきちんと汲める力

真姫やにこ、スクスタ等では他に善子やかすみのようなキャラクターとの絡みで顕著だなと感じているんですが、ことりちゃんって会話のペースを掴むのが凄く上手なんですよね。

これらはあくまで一例です



ことりちゃんの1対1の会話が優しさに満ちてるのって、相手が考えてることだったり気持ち、意図をきちんと考えて、言葉を選べるだけの力があることの証拠だと思うんです。

 

 

個人的に特にそれを感じるのがスクスタの天王寺璃奈ちゃんのお誕生日限定ボイスです。

璃奈ちゃんってコミュニケーションにハンデを抱えているので、初対面の人間に対して誤解を産んでしまうこともあるじゃないですか。

 

そんな璃奈ちゃんが「璃奈ちゃんボード」を使ってまでコミュニケーションを取ろうとするのって璃奈ちゃん自身が人とコミュニケーションをとるのが好きだからだし、璃奈ちゃん本人としては気持ちが繋がっていることの証明が欲しいと思うんですよね。

 

スクスタ世界では音ノ木坂と虹ヶ咲は交流があるとはいえ学校も、学年も、グループも違うのにそんな璃奈ちゃんに関して「璃奈ちゃんの心がことりまで届いてる」って言えるのって、璃奈ちゃんがどんな気持ちでコミュニケーションを取っているのか、そこにどんな意図が込められているのかを十分に理解する力があるからだと思うんです。

 

また、ことりちゃんって返答に困ったときって「えっとぉ……」って言葉を濁すことが多いんですよね。

 

相手の意図を理解して傷つけない言葉選びができる人間だから、対立が起こった時に中立の立場になることができるんだなぁと思います。

sun-kotori0912.hatenablog.com

僕にとってのことりちゃん

僕にとって、南ことりという人間は"推し"であると同時に

 

こういう人間でありたい

 

という人として尊敬できる憧れです。

 

・色々なことを受け入れられる心の広さがあること

・自分の好きなことを貫ける強さがあること

・物事の意図を汲んで理解してあげられる優しさと思いやりがあること

 

僕の思う人間はこうあるべきという理想を体現した存在です。

 

その1つ1つを徹底しようと思うと意外と上手くいかないこともあって、南ことりという少女が如何に凄い人間なのかを日々実感しています。

 

だけどきっとそんな大きすぎる存在を憧れにもって少しでも近づこうとすることにきっと意味があるのだろうし、「南ことりが憧れである」ことはもはや僕自身のアイデンティティの1つになっているんじゃないかなと思います。

 

いつの日かことりちゃんのような素敵な人になれるように"今"を生きていこうと思っています。

 

また、このブログを読んでことりちゃんのことをもっと好きになったよって方がいらっしゃると凄く嬉しいです。

 

それでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきたいと思います。

 

 

 

 

ヨキニハカラエミナノシュー

*1:これに関しては今も基本的には変わっていません。コンテンツを楽しむために"推し"がいることによるメリットはある程度理解しているつもりですが、"推し"は作るものではなく成るものだと思っているので、結果として推しがいない状態でコンテンツを追ってもおかしいことではないと思っています。実際、僕はμ'sと虹ヶ咲に推しがいてAqoursとLiella!には推しがいませんが、それでも全シリーズを楽しめていると実感しています。

*2:実際にアニメ劇中でも「うん、良いと思う!ことりは好きだな〜」、「私は穂乃果ちゃんの選ぶ道なら、どこへでも!」って台詞もありますよね。

*3:ラブライブ!はシリーズを通して夢や希望の象徴表現として白い鳥や鳥の羽をよく用いますが、彼女の名前がそれを連想させる『ことり』でメンバーカラーが"白"なのも意味があることなのではないかなと思っています。

*4:ちょっと出典元を忘れてしまいましたが…。

メンバーはステージ上の自分をどう捉えてるんだろう?

はじめましての方ははじめまして。
そうでない方は(ブログでは)お久しぶりです、SUNです。

 

今回の記事はこちらの企画に則ったものになります。

 

昨日は黒鷺さんの「愛」に関する記事が公開されましたが、皆さんご覧になられたでしょうか?

darkphoenix505pianoles.hatenablog.com

 

 

まだの方は是非そちらも合わせてご覧いただけると一同大変うれしく思います。

 

それでは早速本題に入っていきましょう!!

 

はじめに

そもそも僕が”スクールアイドル像”って視点を意識し始めたのは

中川菜々ちゃんにとって優木せつ菜ってどんな存在なんだろう

ってことが気になったからです。

 

元々菜々ちゃんってアニメやゲーム、スクールアイドルが大好きなのに親に禁止されているから自由に自分の大好きが叫べないって背景があったじゃないですか。

 

そんな菜々ちゃんが優木せつ菜って存在を生み出す時や、CHASE!って曲を作詞した時どんな思いでこれを書いたんだろうとか、そういう背景に想いを馳せる時があって。

 

sun-kotori0912.hatenablog.com

 

そういう1人の女の子がスクールアイドルをしている自分に対して感じている感情や託している思いなんかを掘り下げられると面白いかもなぁと思ってテーマを設定しました。

 

今回は5人のメンバーがいるので、各推し計5人分のお話を元にまとめていきたいと思います。

No.1 優木せつ菜

まずは僕の推しのせつ菜ちゃんから。



結論から言うと優木せつ菜にとって、というか中川菜々にとって優木せつ菜は自分がこういう人間でありたいという理想像だと思っています。

 

先述したように、菜々ちゃんは親に禁止されているから自分の大好きを思うように叫べなかったという背景がありました。

 

そんな過去があったから、自分は自由に大好きを叫びたいし、自分と同じように叫べない人間含めた誰しもが自由に大好きを叫べたらいいなっていう願望から優木せつ菜って存在だったり、優木せつ菜の「誰もが大好きを叫べる世界を作りたい」という野望が産まれたのは想像に難くないと思うんですよね。

 

自分だけじゃなく、他人にとっても良い世界を作りたい、世界全体を変化させたいって気持ちは彼女なりの優しさ*1なのだと思います。

 

そして菜々ちゃんは優木せつ菜という人としてこうありたいという偶像を産み、せつ菜に自分の大好きを肯定してもらいたかったんじゃないでしょうか。

 

SUN:菜々ちゃんは偶像を作ってその存在から自分自身を肯定して欲しかったんじゃないかなって思うんですよね。

特に「CHASE!」の歌詞を見てるとよく分かると思うんだけど、この曲の歌詞って「君」っていう二人称がよく入るんだよね。

何も考えずに「CHASE!」を聴くと、誰かの背中を押すようなまっすぐで熱いメッセージが読み取れると思うんだけど、これって「君」って言葉の指すものが菜々ちゃん自身のことでせつ菜から菜々へ向けたメッセージだと読み取ることができると思うんだよね。

 

ということは、「CHASE!」を作詞した菜々ちゃん自身は自分の理想像から自分自身にこう言って欲しいって思って作詞したんじゃないかなって思う訳なんだよ。

 

ぎぬま:1つ出典としてキズナコミックブックに初めてスクールアイドルのライブを見た時のことが描かれているんだよね。そこから多分優木せつ菜としてステージに立つ自分。所謂”像”や”夢”みたいなものが産まれたんだと思う。

 

SUN:”こういう形をとれば野望が叶えられる”っていう天望が見えた瞬間ではあったのかもしれないね。

 

ぎぬま:そうそうそうそう。

 

まとめると

 

・中川菜々にとって優木せつ菜はなりたい自分で、菜々は自分の思い描く憧れのような存在から自分自身を肯定してもらいたかった

 

ということかなと思っています。

 

No.2 上原歩

さて、次は黒鷺さんの推しである上原歩夢ちゃんについて掘り下げていきたいと思います。



黒鷺:アニメのほうでは「可愛いとかピンクとかまだ着てみたいって思う」っていう抑えてた想いっていうのをスクールアイドルに当てはめてるけど、アニメ1期1話見た時さ、あれどう思った?僕マジで「あれ?そうだったんだ…。」って思ったんだけど。

 

ぎぬま:一番最初の印象で言うとよく分かんないなぁだった。何かをやる時に一緒に踏み出したいからやりたいってことだと思うし、それに関して自分が思うのは、自分がやりたいことに誰かがいないといけないってのがよくわかんなかったから最初のイメージはよく分かんないだった。

 

しろやぎ:私あの~歩夢ちゃんの今でも着てみたいってセリフは「めっちゃわかる」だったんですよ。気持ちは凄くわかるし、友達とあのセリフすっごい共感できるよねって話すこともあって。

 

黒鷺:スクスタのほうで歩夢が可愛い服に憧れがあるって描写がアニメ放送開始時期時点でなかったから、あそこが”あなた”や”侑”にとって初見なんだよね。

 

しろやぎ:なんとなく1話の歩夢ちゃんって予備校云々の話があったとおり目線としてこれから大人になっていくみたいな感じかなって。色々考えていくなかで背伸びじゃないけど大人の準備しなきゃいけないのかなって思う中で、童心に戻るというかあの頃私が好きだったものって今でも好きなんだよねっていう。

そういう外からの目線を気にしつつでも自分の心に素直になるっていう所で私個人と共感する面があるんですよね。

 

ぎぬま:未だに仮面ライダーになりたいと思うのを恥ずかしいと思うかみたいなやつだよね。

 

SUN:変身ベルトが欲しいけどこの歳で買うのはな~っていうやつもそうだよね。

結局「欲しい」って気持ちは我慢しなくていいよねっていう。

 

ぎぬま:自分が成りたい姿ってのがありつつ加えて「侑」っていうのが歩夢の限定的な要素で、この人のためにって気持ちも無きにしも非ずなんだと思う。

1話で侑は肯定してくれて、歩夢は否定をするんだけど、その肯定してくれた気持ちは実は嬉しかったってことだろうし、それも”像”の形の1つだと思う。

 

SUN:特にアニガサキの歩夢って侑っていう自分を肯定してくれる存在がいて、かつ歩夢も侑もせつ菜の「CHASE!」を見て「成りたい自分を我慢しなくていい」っていうメッセージを受け取ったわけだから、アニガサキの歩夢が産まれたっていうのはあると思うな。

 

ぎぬま:めっちゃわかる。

 

SUN:とはいえアニガサキの歩夢はそれでいいけど、スクスタの歩夢はどうなんだろうっていうのはあるけどね。

 

黒鷺:「CHASE!」から始まった歩夢のスクールアイドル像とμ‘sとAqoursのライブを見て始まった歩夢のスクールアイドル像は、スクールアイドルを応援したいっていう”あなた(侑)”の存在がある訳だから、歩夢にとってのスクールアイドル像って割と”日常の延長線上”かなって思ってる。

 

ぎぬま:あなたにとっての理想像を自分に思い描くみたいな?

 

黒鷺:うーん、それもそう。

あなたの日常にスクールアイドルが入ってきてるから、私の日常にもスクールアイドルが入ってくるよねっていうのはアニメもスクスタも変わんないと思う。

 

ぎぬま:理想のお嫁さんとかに近い考えな気がする。

黒鷺のテーマの延長線上になるけど。歩夢は割と「愛」だから一緒にいたい、だからスクールアイドルをやるっていうのはあると思う。

キズナエピソードとかも含めて、あなたなしじゃ描けない物語を歩夢は100%やってるよねっていうのがあるよね。

あなたの理想像になりたい自分が歩夢のスクールアイドル像とイコールになる。

その中で自分もやりたいって気持ちがだんだん芽生えてくるから、その二つの気持ちが交差するというか、右肩上がりのグラフに歩夢にとってのスクールアイドル像が存在するんじゃないかな。

 

黒鷺言語化したら歩夢の理想像って「あなたの理想のヒロイン」だね。

 

まとめると

・"あなた"と日常を共有するのが上原歩夢であるから、歩夢にとってのスクールアイドルは"あなた"にとってのスクールアイドルの延長線上にある。

・その上で歩夢自身にも「やりたいこと」が芽生えていく

 

といった感じでしょうか。

 

幼馴染として、"あなた"に依存する一面もあれど、その中で1人のスクールアイドルとして成長していく歩夢ちゃんがいることが彼女の魅力なのかもしれないですね。

 

No.3 三船栞子

お次はしろやぎさんの推しである三船栞子ちゃんです。



アニガサキ2期では特に焦点が当たったメンバーの1人ですが、この子にとってのスクールアイドルとは何なのでしょうか?

 

しろやぎ:スクスタの話も絡めるんですけど、アニガサキはこう圧倒的に薫子さんの存在があった訳じゃないですか。スクールアイドルとの出会いも含めて。

スクスタは薫子さんじゃなくてニジガク中心でμ‘sやAqoursとも関わるっていう。

 

ぎぬま:栞子の中にスクールアイドルフェスティバル=みんなの夢を叶える場所って理念があるから、スクスタの栞子ちゃんが思い描いてる像とあんまり相違はないんじゃないかなって思う。

 

しろやぎ:なんていうか高く持ってる理想の中で、今の自分にできる最大限のことを発揮しようっていうのが三船栞子のスクールアイドルなんだと思ってて、「決意の光」も「EMOTION」も変わんないと思うんですよ。

キズナエピソードを見てもらえばわかるけど、「決意の光」は今の自分の心情もそのままでいいんだよって抱えながら次の舞台を目指すっていうものだけど「EMOTION」も同じで、でも少しだけ背伸びしてみる、ちょっとだけ頑張ってみるっていうか理想に向けてって言うのがあるから…なんていえばいいんだろうねwww

 

ぎぬま:「EMOTION」がはじまりの歌である立ち位置が難しいな。決意の光と「EMOTION」で”理想像”がちょいブレするというか。

とはいえスクールアイドルをやる”理念”はスクスタもアニメも変わんないんだけど、EMOTIONに関しては「こういう出来事があったから、今の自分がある」っていうのをスクールアイドルで表現してるんだと思う。まぁこれもある種の”決意”なんだよね。

 

しろやぎ:「EMOTION」の中に決意の光の要素も入ってるからね。

 

SUN:しろやぎさんがさっき高い理想の中で自分にできることをやるってこと言ってたけど、栞子ちゃんにとってのスクールアイドル像ってその自分ができることをやって伝えるための姿なんじゃないかなって思いました。

 

しろやぎ:前にブログでも書いたんですけど、栞子って伝えたいって想いと相手がハッキリしてると思ってて、そういう決まった相手に向けてっていうやり方が栞子なりのスクールアイドルなのかなって。

「EMOTION」を初見で聞いたとしても「できない理由を探すならはじめてみればいいよ」って歌詞とか、誰かにとっての1歩目になるような立ち位置じゃないですか。誰かの背中を押すっていう。

 

黒鷺:「EMOTION」もバタフライエフェクトを起こせる曲なのかな。

 

しろやぎ:そう思います。

 

ぎぬま:MVに蝶いるしね。

 

黒鷺:あなたに届けって言ってるけど「あなた」に何を代入するかってとこでアニメだけ見るとそこに薫子さんが入るんだろうけど、それ以上にそこがXであることが大事なんじゃないかなって思う。

 

ぎぬましろやぎ:うんうんうんうん(無限の頷き)

 

ぎぬま:間違いない、間違いねぇわ。

 

しろやぎ:解釈一致です!!

 

SUN:大袈裟に言えば「EMOTION」って「CHASE!」みたいな存在になり得るよね。

 

黒鷺:そこがやっぱり栞子とせつ菜の似てるとこだと思う。

 

SUN:その「あなた」に入るのが過去の自分だったりする場合もある訳で、「CHASE!」みたいな解釈をしても違和感はないね。

 

黒鷺:「EMOTION」ってスクールアイドルを初めて知った人間が音源だけ聴いてもそれがバタフライエフェクトになるけど、せつ菜の場合はその辺を通りがかってた人間に気づいて!!届けっ!!ていうのに特化してる気がする。

 

しろやぎ:「届け」と「響け」の違いについて考えたことがあって、「届け」って1対1の1方向の矢印な訳なんですけど、「響け」って1から多数に向けての色んな矢印の方向があるみたいなイメージを持っていて、栞子はどちらかというと「届け」のほうでせつ菜だと「響け」なのかなって。

 

黒鷺:「LIKE IT! LOVE IT!」に「響き合い重なるサウンド」って歌詞もあるもんね。

 

ぎぬま:過去の過程以上に今の過程が重要なキャラクターだから、そういうのは歩夢とはちょっと違うね。

 

のっぴ:せつ菜とやり方は違えど生徒会長っていう同じポジションに居られるのも誰かの背中を押せるからなんだろうな。

 

黒鷺:ある意味栞子のスクールアイドル像が一番出てるのって「コンセントレイト!」かもしれない。

 

まとめると

・栞子ちゃんにとってのスクールアイドルとは伝えたいことを、伝えたい相手に届ける姿

・その伝えたい"あなた"の対象を広く捉えられるのが栞子ちゃんの魅力

 

といった所でしょうか。

特に栞子ちゃんは「まっすぐ系スクールアイドル」の肩書通り、楽曲の歌詞に彼女の素直な想いが綴られてるのが印象的ですよね!!

 

No.4 中須かすみ

4人目はぎぬまさんの推し、中須かすみちゃん。



無敵級*ビリーバーを始め、何かと注目を浴びることの多いかすみちゃんですがどんなお話が展開されるのでしょう。

 

ぎぬま:”可愛い像”で言うと己を信じることが正であることは間違いなくて。

誰かに言われた可愛いって言葉を信じて自分の可愛いを追求していった結果、スクールアイドルに辿り着いた。何故ならスクールアイドルは可愛いものだから。

あくまでスクールアイドルっていうものは理想とかではなくて、こういう手段があるって中の1つ。結果なりたいのは自分自身が可愛い姿であること。これがかすみちゃんのスクールアイドル像かな。

 

SUN:かすみちゃんにとってスクールアイドルをやってる自分って言うのは「可愛い」をやってる自分?

 

ぎぬま:可愛さを証明するための手段だと思う。かすみちゃんにとって可愛いを証明できる最適解。ただ、何故スクールアイドルになりたいと思ったかっていうきっかけ描かれてないから、憶測しかないけれど可愛いを証明するため。何故なら誰かに可愛いって言われたから。その幼い頃に言われた可愛いを信じ続けたっていうのがソースだと思う。

理想像で言うと「Margaret」が近いと思う。

「全部伝えたとしても離れないで欲しい」かな。1対1関係かつファンっていう近い人間に対して自分の全てを伝えてもそのまま側に居て欲しいっていう”像”ではあると思うけど、これが”スクールアイドル像”か?と言われると微妙かな。

でもそれは”可愛いを証明し続ける自分”にとって”あなた”が大切な存在ですよっていうことの答えではあると思う。

 

しろやぎ:”中須かすみ”から”スクールアイドル中須かすみ”へ向けた曲が「無敵級*ビリーバー」だと思ってて、”スクールアイドル中須かすみ”の今っていう点で「Poppi’n Up!」があって、”スクールアイドル中須かすみ”の理想像って点で「Margaret」があるって印象なんですよ、私は。

 

ぎぬま:「Poppi’n Up!」に関しては考えてたことがあって、1期2話の自分自身のやりたいことがやれない状況において衝突することもあるに対するアンサーは自分がやりたいことを表現する、で恐れないための言葉だと思う。

結局どれも結論として、可愛い自分の証明手段がスクールアイドル像だと思うな。

 

しろやぎ:「Poppi’n Up!」のMVの旗持つシーンあるじゃん。あれめちゃくちゃ「可愛いの証明したいぜ」感あるよね。

 

ぎぬま:象徴的だよね。

 

まとめると

・かすみちゃんにとってスクールアイドルは可愛い自分を証明するための手段

 

個人的には自分がスクールアイドルとして何を表現したいかって内容がハッキリしている、ある意味せつ菜と近い人間だと感じていた所があるんですが、掘り下げてみるとスクールアイドルに求めているものが全然違うのかもなとも思いますね。

 

 

No.5 桜坂しずく

さて、ラストはのっぴさんの推し桜坂しずくちゃん

1期8話をはじめ解釈の難しいストーリーが展開されるしずくちゃんですが、しずくちゃんにとってのスクールアイドルって何なんでしょうね?

 

のっぴ:彼女にとってのスクールアイドル像を話す前に、まず彼女の特性の理解しなきゃいけないと思っていて、最初に出てくるのは「演劇が好き」「空想が好き」ってことだと思う。本当の私ってものに揺れるのが第8話で、それの結論としてSolitude Rainって曲があるわけだけど、確かSolitude Rainってしずくにとって起承転結の「結」って言われていた(←がさらじの前田佳織里さんの発言だった)よね。

 

ぎぬま自分の中でSolitude Rainは「結」ではないっていうか、桜坂しずくの物語の中間点に存在するものだと思う。

 

のっぴ:個人的には起承転結の先にInfinity!Our wings!!が存在すると思うんだよね。

 

ぎぬま:自分の中で、あなたの理想のヒロイン〜やがてひとつの物語の間はすべて桜坂しずくの物語だと思っていて、だからSolitude Rainが真ん中にあるものだっていうのを証明するために、導かれる――いわゆる導き手で物語が変わるヒロイン属性だっていうのが桜坂しずくってことが言いたい。

 

黒鷺:まあ物語だけじゃなくて章の中にも起承転結はあるからね。別にSolitude Rainが結だからといって、その先がないって事にはならないと思う。

 

のっぴ:Solitude Rainは、白しずくと黒しずくの統合というしずくちゃんの悩みを解決する手段として、物語の結になっているという事については間違いはないと思うんだよね。ただ、しずくちゃんの自分におけるスクールアイドル像は「あなたの理想のスクールアイドルになりきる」から「本当の私をみてください」って一旦の問題解決は見せてくれはする。
でも根底のところでは、「演じる事を含めた本当の私を見てください」ってことだから、演じる事を否定してるんじゃなくて、空想とか偽ってきた自分を含めての「本当の私をみてください」だと僕は思う。

 

SUN:Margaretと似てるね。

 

のっぴ:確かに。で、これで解決するなら2期5話の「自分のやりたい事を誰かに重ね合わせているだけで自分は何も生み出していない」に対して、でしずくちゃんは悩まないんだよね。しずくってこの時まだ結論を限定していて、演じること=重ね合わせているだけってしか考えられなかったから悩んでいたわけだけど、A・ZU・NAの寸劇で「結論はひとつではない」にたどり着くんだよね。
 だから、しずくちゃんのスクールアイドルの理想像としては、いろんな要素を含めた「本当の私を見てください」だと思う……。
そう考えると、初期メンバーに関しては1期で「スクールアイドル像」としては完結していて、2期はその像の先にあるものが描かれてるから、「誰かの夢に対して重ね合わせていただけ」って形で悩むことになる話は今回は入れなくてもいいのかも。

 

 

桜坂しずくの物語として、「やがてひとつの物語」という曲がオードリーやSolitude Rainという小さな物語の結を総括した大きな物語の転に位置するというお話がでました。

 

また、2期5話を通して本当の自分をさらけ出せる場所としてスクールアイドル同好会がある意味しずくちゃんにとっての居場所のような存在になってるんじゃないでしょうか。

 

まとめると

・Solitude Rainが「結」*2であり、「空想」「演劇」その他すべてを含めた「本当の私を見てください」で像として成立する
・しずくにとっては「演劇」も「スクールアイドル」も居場所になっている

 

って感じですかね。

 

終わりに

という訳で、今回は5人分のスクールアイドル像を考えてみた訳ですがいかがでしたか?

 

メンバーを誰かと一緒に掘り下げると、自分にはない視点から深堀できて新しい発見が沢山ありました。

 

今回は掘り下げきれなかった残りのメンバーのことは、是非ご覧になってるみなさんも一緒に考えてくれると嬉しいです!

 

特にランジュやミアは間違いなく5thライブでソロ曲が披露されると思うので、掘り下げてからライブに参加するとより面白くなるかも…?

 

その時は是非、#君の目が探す虹を

 

を付けて呟いてくださいね♪

 

早いもので5thライブまで残り"4"日!!(…マジ?)

 

皆で最高のライブにしましょう~!!

 

 

 

ヨキニハカラエミナノシュー

 

 

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*1:自分が現状成せないことを自分含め色んな人間が果たせるような世界を作ろうとするのは、彼女なりの強い意志や思いやりを感じるんですよね。

*2:ただし、「桜坂しずく」という1人の人生の『結』ではなく、あくまで桜坂しずくの1つの物語の『結』にすぎない。この『結』の後にも桜坂しずくの物語は続く。