なんか…アニガサキで一番泣いた。
いや個人的に思わず感動でぐっときて涙出そうになったことは1~5話までにおいて何度かあったんですけど、もうティッシュ用意しなきゃならんくらい泣いて、しばらく放心状態になってボーっとしちゃうまでになったのがホント自分でもびっくりで。
自分をここまでにしたのがまさか天王寺璃奈ちゃんになるとは正直思っていませんでした。
※ここから先、アニメ第1話~第6話及びスクスタメインストーリー&キズナエピソードのネタバレを含む場合があります。
友達
璃奈ちゃんにとって愛さんとの出会いっていうのは
彼女の人生を大きく左右した出会いだと思うんですよね。
璃奈ちゃんって「表情」と「感情」に差があることから、誤解されることを恐れてコミュニケーションに奥手になってしまっていた女の子なんですよ。
だから愛さんとの初めての出会いでも、璃奈ちゃんは愛さんを避けるというか、どこか遠慮がちな態度でした。
だけど相手は人の感情を受信することのプロだった訳で
上級生を見て怖いと思った璃奈ちゃんを見て「怖くないよ」って言葉が出てくるってことは、愛さんは何かを見て璃奈ちゃんが怖がっていることを察知できた訳なんですよね。
そして璃奈ちゃんはジョイポリスの割引券を「お友達と行ってください」と愛さんに差し出す訳なんですが、そこで愛さんが返した言葉っていうのが「じゃあ、一緒に行こっか!」。
出会ったその瞬間から、愛さんにとっては誰しもが友達だった訳です。
この愛さんのフランクな姿勢が璃奈ちゃんを救い、そして今では多くの仲間たちに囲まれ、「自分は変われる!!」と強く思うことができた。
虹ヶ咲ってソロで活動するだけあって、グループで活動するμ‘sやAqoursその他大勢のアイドルと違って個々人の個性というものが目立つと思うんですが、その過程で互いが影響を及ぼしあっているのが璃奈ちゃんの場合だと顕著かなと感じたんですね。
そういえばスクスタでは璃奈ちゃんは最初から璃奈ちゃんボードを身につけていたんですが、これの発端は愛さん。
スクスタの世界でも、璃奈ちゃんは他人から享受されたもので成り立っていると考えても間違ってはないのかなぁと思います。
璃奈ちゃんってもしかすると、周りの影響を受けやすい人間なのかもしれないですね。
じゃあなんで璃奈ちゃんがそういう人間になったのかっていうのを考えるときに、彼女が人とコミュニケーションをとるときにコンプレックスを感じているということが鍵になっていきます。
乖離
表情と感情の乖離
スクスタ版での設定、そしてアニメ劇中で愛さんが語った「普段この時間(部活動の時間で空が明るいから大体午後4時~5時かな?)はりなりー一人だって聞いたから」というセリフから、璃奈ちゃんの両親は共働きか何かで家を空けていることが多いことがわかります。
そんな生活を長く続けていたせいで、彼女は人と表情を介してのコミュニケーションを行う機会が人よりも少なかったのではないかなと思われます。
璃奈ちゃんが会話で表情が変化しない一番大きな要因は、過去の生活にあるとみて良いでしょう。
会話で表情が変わらないことにより、心では笑っているのに怒っていると捉えられたり、常に表情が変わらないから気味悪がられたり…
きっと今までそんな経験をたくさんしてきたんだと思います。
他人に自分がどう思われているか、それを探ろうとして周りを見るようになって、そうしていくうちに周囲の影響を受けやすくなっていったのかなというのが僕の見解です。
理想と現実の乖離
そんな璃奈ちゃんですけど、同好会メンバーと出会って、スクールアイドルと出会って、変わろうと思えた。
言葉や表情じゃなくて、歌で人と繋がるスクールアイドルなら自分は変われるかもと思った。
事実、同好会に加入してからの璃奈ちゃんはかなりメンバーに技術面で貢献しているところがありますし、スクールアイドルとして人と繋がるっていう意思は高いです。
それに柔軟も4話以上にできるようになっていたり、ボイストレーニングでリタイアせず最後まで残って続けていたり、彼女の努力が伺えます。
だからいけると感じて、今ならやれる、人と繋がれると確信したときに現実は襲い掛かってきました。
実際の所、彼女が一番気にしている点は「自分の表情が変化しない」というとこ。
そこが何も変わっていなかった。
いやここがもうめちゃくちゃ見ていて辛くて…
だって璃奈ちゃん頑張ってたじゃないですか。
練習も頑張って成長して、PV作成では自分の長所を生かして。
なのに璃奈ちゃんにとって一番気にしているとこを突いてトラウマをえぐりにかかってきてるのがもう本当に辛かった。
そうしてついに、璃奈ちゃんは一人で閉じこもってしまいます。
辛い。ガチ辛い。なんでそんなことするんですか…。
繋がり方は一つじゃない
駆けつけた同好会メンバーと、ダンボール越しに自分の想いを打ち明ける璃奈ちゃん。
私は、皆と繋がることなんてできないよ。ごめんなさい…。
でもそれを否定する人は誰もいません。
璃奈ちゃんにできることはたくさんある、ダメな所も武器に変え、できないことはできることでカバーする。
こうして励ましてくれる皆が本当に優しくて、素敵な場所だなって思います。
璃奈ちゃんにとって、一番の課題は表情と感情に差があることですが、奇しくもこうして顔を隠した形なら、自分の想いを打ち明けて皆と繋がることができた。
何もコミュニケーションは顔を合わせてやる必要なんてないんです。
自分のコンプレックスは何か別のことで補える。
このことに気づいた璃奈ちゃんはついにライブにでる決心をします。
写る表情は笑顔。
それは璃奈ちゃんの感情を表した嘘偽りないもの。
自分なりのやり方で自分の欲しかったものが手に入った。
その彼女の笑顔はまるで太陽のように美しく明るく見えました。
アクティブ
ちょっと話は逸れるんですけど、璃奈ちゃんってコミュニケーションを取ることに対しては積極的な娘だなぁと。
いや前に書いてることとめちゃくちゃ矛盾しないかと言われそうですけどそうじゃなくて、あくまで璃奈ちゃんってコンプレックスを引きずってコミュニケーションに至れないだけなので、彼女自身は人とコミュニケーションを取ることは大好きなんですよ。
思い返してみて欲しいのは第4話のニジガクのグループメッセージのやり取りのシーン。
かすみんの事務連絡にスタ爆しながら(ほんとか?)真っ先に返したのは璃奈ちゃんなんですよ。
スクスタキズナエピソードでも、璃奈ちゃんボードを外してパフォーマンスをするまでの経緯が語られましたが、彼女根本的にコミュニケーションそのものを避けてる訳じゃないんですよね。
それどころか、オンラインライブを開催してまで多くの人と繋がろうとするあたりそんじょそこらの一般人以上に積極的に思えます。
で、だから!!!
スクスタで配信中のツナガルコネクトの属性がアクティブなのがめちゃくちゃにエモいよねって話がしたかっただけです。
笑顔
なんかこないだTwitterのタイムラインで「アニガサキって1~3話と4~6話で共通のテーマ的なのあるよねー」みたいなツイートをいくつか拝見したんですよね。
いやそれな。
これあれですよね、4~6話のテーマって笑顔っすよね。
4話が皆を笑顔にさせる方法(ver.愛)みたいな話で
5話がやりたいことをやると笑顔になるよね、そういうの良いよね、自分の気持ちに正直になってもいいんだよって話で
6話が笑顔を手に入れる話なんすよね(違うかもしれん)。
5話に関する笑顔の話は前回の感想でも触れてるので詳しくはそっちみてもらえると嬉しいです。
こうなんていうか、一つのことに対してメンバーによって感じていることやアプローチの方法が違ったりっていうのが虹ヶ咲の良さでもあると思うんですけど、そことストーリーの構成を掛け合わせていくっていうのが本当美しすぎるなぁと思いました。
残るは彼方、果林、しずく回。
それぞれどんなお話なのか気になる所ですね。
11月13日
この日は天王寺璃奈ちゃんのお誕生日です。
偶然にも璃奈ちゃん回が放送された1週間以内にこの日があることが奇跡のようで凄いですよね。
そして私事なんですけど、この日は僕の誕生日でもあるんですよね。
誕生日っていうのは子供の頃はそれはもう楽しみで仕方ない日でしたが、歳を重ねていくとどんどんその感覚は少なくなっていって、ここ数年はいつもよりたくさんお小遣いが貰えて、推しに祝って貰える日くらいの感覚でしかないです。あとは今年は二十歳の誕生日なんで、お酒飲めるようになるぞーって楽しみはありますけど。
で、そんな中自分の大好きなラブライブ!ってコンテンツで僕と誕生日が同じキャラクターが産まれました。
それまで自分の中でのことでしかない日だったものが、自分の大好きなものに関連する日でもあり、多くの人が自分の大好きなもので盛り上がりも見せてくれる日になりました。
それがとても嬉しくて、この日に産まれて良かったと思えるようになりました。
璃奈ちゃんのおかげで、この日が今までよりももっと特別で、大切で、大好きな日になりました。
本当にありがとう。そしてお誕生日おめでとう!!
あとがき
ほんとは11月13日当日に書き上げたかったです。
課題が面倒でため込んでしまったのと、スマブラが楽しすぎるのが原因です。でもこれは大学と任天堂がいけないんで僕は悪くないんですよね(すっとぼけ)。
いやーしかしルフレ楽しいわ。
それでは今回はこの辺で。
ヨキニハカラエミナノシュー