太陽のつぶやき

独り言を喋ります

僕とラブライブ!との時間の話

ラブライブ!各シリーズに対して僕がどういう気持ちで向き合っているか、1度言葉にしておこうと思っていたので今回やっとこうと思います。

 

僕と、μ‘sと、虹ヶ咲と、Liella!と、そしてAqoursの話。

 

 

 

ラブライブ!」というコンテンツの魅力の1つは、「みんなで叶える物語」というキャッチコピーに如実に現れるように、活躍するキャラクター達やキャストと我々ファンが共に同じ時間を駆け抜け、その瞬間瞬間を重ねて歴史を紡ぐ"参加型"コンテンツであるところだと思います。

 

多分、というか間違いなく僕が真の意味*1でこの"みんな"に入ったのは最近、というか虹ヶ咲からなんだと思っていて。

 

今でこそ自分はラブライブ!色の強いオタクっていう自負があるけど、そもそも僕がコンテンツにハマったのは2016年2月。

 

μ‘sがFINALライブを控え、その活動に一端の幕を降ろそうとする直前の時期でした。

 

sun-kotori0912.hatenablog.com

 

ほんの少しの時間だったけどμ‘sと紡いだ時間があるのは自分にとって誇り。

だけどその時間以上のものをμ‘sは既に築き上げてきていて、そしてそんなμ‘sと駆け抜けてきた人達がいたのは事実としてあって。

 

だから、μ‘sの皆が歌う詞は僕にとってはどこか他人事のようで、それらが"神話"と呼ばれることに違和感はありませんでした。

 

μ‘sが駆け抜けた約6年の歴史とそれが含む「みんな」の中に自分を感じる瞬間はなくて物凄く後悔を抱えた時間がありました。

 

でもシリーズが9周年を迎えたタイミングでμ‘sがまたたくさん姿を見せてくれるようになって、そしてライブビューイングという形ではあったけど、ラブライブ!フェスでμ‘sと同じ時間を過ごすことができました。

 

もうできないまま終わっていくのかもしれないなんて思っていたμ‘sメンバーのコール&レスポンスに参加できたり、スノハレのあのオレンジの輝きの一部になれたりと、言葉にならない素敵な時間を過ごすことができました。

 

そして、リリースされたシングル「A song for You! You? You!!」。

 

それはラブライブ!というコンテンツを支えてきたたくさんの「みんな」に向けた感謝の曲で、その「みんな」の枠の中に僕も含めてくれていたんですよね。

 

μ‘sが表舞台に現れなくなってからもμ‘sが好きだと、南ことりちゃんが1番好きだとただ自分の「大好き」にまっすぐで居続けた僕の想いや時間、それら全てを肯定してくれるこの曲は、僕にμ‘sの曲を聴いて初めて「当事者意識」のようなものを感じさせてくれました。

 

あきらめないかぎり

奇跡は何度でもおこるんだ

君には もう伝わってるね

 

実際にたくさんの奇跡を起こしてきたμ‘sが紡ぐその言葉にはあまりにも強い"説得力"があって。

 

そんな人達が「応援してくれてありがとう!これからもよろしくね」と「あなたと新しい物語を作りたい」と言ってくれることが何より嬉しかったし、説得力があるからその言葉は信じられる。

 

今はまたμ‘sが表舞台に現れる機会はほとんどなくなってしまったけど、そんな今にも確かに"μ‘s"の面影を感じる瞬間はたくさんあって、その度に「あぁ、μ‘sは今も生き続けてるんだ。」と思えています。

 

夢を、願いを、実際に叶えてくれるμ‘sが信じられるし、そんなμ‘sだからこそ僕はラブライブ!と歩んでいく中で安心して新しい希望を抱くことができるんです。

 

μ‘sとの時間は僕にとって今も尚続く大切な時間です。

 

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ではAqoursはどうだろう。

 

僕がラブライブ!にハマった時に既にAqoursは産声をあげて間もない頃で、まさにこれから羽ばたこうとしている所でした。

 

でも当時高校生だった僕にとってラブライブ!はめちゃくちゃ好きなコンテンツの1つであって、そんな真剣にAqoursを、ラブライブ!ってコンテンツを追いかけられたかと聞かれると自信を持って首を縦に振れないなと思っています。

 

もちろんアニメは見てたし、曲も全部聴いた。

スクフェスも毎日欠かさずプレイして自分なりのLove Live!Daysを過ごしてはいた。

 

でもやっぱりAqours共に走ってる感覚はなかった。

 

ラブライブ!ってコンテンツにファンが"参加"する方法って色々あって、それこそ投票企画に参加したり、曲を聴いたりアニメを見たり、スクフェスやスクスタをプレイすることだってその内の1つだと思います。

 

でも、ファンとして一番参加してるって実感が得られるのって実際にラブライブ!と共に何かを作り上げることで、その中で一番大きなことがライブに参加して同じ時間や想いでを作ることなんじゃないかなって感じるんですよね。

 

μ‘sが、Aqoursが目の前でパフォーマンスをして、それを応援したり目の前で繰り広げられる物語に涙したり。
ふと周りを見れば一緒に同じ物語に参加してる"仲間"の存在も感じられる。

 

その時の思い出は色褪せない大切なものになるだろうし、時間が経って仲間とその思い出を共有し合うことで「あぁ、僕達はあそこにいたんだ」って参加したって事実を噛みしめることだってできる。

 

 

でも僕はそれをしてなかった。

 

そもそも、地方住みの高校生がCDや円盤買ってチケット当てて遠征するってだけでも馬鹿にならないコストが掛かるし、通ってたとこは(一応)進学校だから土日に模試や補習やらで学校に行かなきゃいけない日もありました。

今思えば数日休んだりサボることもできたかもしれないけれど。

でも少なくともそんな理由で授業を休む人間は周りに誰もいなかったから、そんな考え思いつかなかったんだろうな。

 

後は遠征するよりもコストが掛からない楽しみに恵まれてたのもあります。僕は友達に恵まれていたなと感じるし、自分が好きなコンテンツはラブライブ!以外にもたくさんありました。

 

そんなこんなで、まさに受け身でコンテンツ*2と関わっていたから必然的にAqoursの物語に"参加してる"って意識はなかったし、気づいた時にはAqoursは長く険しく果てしない物語を紡いでいました。

 

それは今も変わってないと思います。僕がAqoursに追いついてない。

 

 

僕と、μ‘sと、Aqours

 

理由はどうあれ共に駆け抜けた時間がないことには変わりないのに、どうしてこんなに向き合い方に差が生まれたんだろう。

 

「環境」はあるかもしれない。

 

高校生だったから。

新幹線もない、高速バスも安くても片道で7千円かかる田舎だったから。

そもそも高校はアルバイト禁止だったし月のお小遣いも高くて5千円くらいだったから。

ラブライブ!以外にも好きなものがたくさんあったから。

 

多分どれも正解で、理由の1つに違いないんだと思います。

 

 

でも一番の理由って「推し」なんじゃないかなって思うんです。

 

 

僕は南ことりちゃんが好きです。推しです。

 

μ‘sの中では言うまでもなく、ラブライブ!シリーズ全体、いや今まで自分が出会ってきたどのキャラクターや人間と比較しても一番好きです。

 

ことりちゃんの優しさが、色んなことを受け入れてくれる器の大きさが好きで、こうなりたいって思ったから。心の底から尊敬してるから。

 

だからことりちゃんのことはもっと知りたいってなって調べるし、供給はできるだけ受けたくなる。

 

ことりちゃんに触れると必然的にμ‘sに触れる。

μ‘sに触れるとラブライブ!に触れる。

 

僕がラブライブ!を今までずっと好きで居続けられているのは、僕がことりちゃんのことをずっと大好きで居続けられているからだと思うんです。

 

ことりちゃんが好きだから、彼女の人となりが、思想が好きだから。

 

僕が虹ヶ咲で優木せつ菜ちゃんを推しているのも根本を辿ればそこに行きつきます。

 

でも、僕にAqoursの推しはいません。

「好き」はあります。というか大前提として皆好きです。

メンバーを好きな順に並べてと言われれば並べれます。
でもその中の1番は「推し」ではないって思ってます。

それは「1番好き」であって「推し」ではないから。*3

 

推しがいないから。

知りたい、もっと供給が欲しいって思える相手がいなかったから。

 

だから当時の僕にとってAqoursは、「ラブライブ!サンシャイン!!」は
好きなコンテンツの域を超えなかったんだろうなと思います。

 

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僕にとって虹ヶ咲はμ‘s、Aqoursと比べて"参加"してるって自信を持って言えます。

 

一応スクフェスはやってたから、PDPの頃から様子は見てました。

てんふぇすも読んでたし、ABEMAでやってた番組も見た。

あーでも媒体別活動は追えてなかったかな……。

 

この頃になるとサブスクが一般的になってきたのもあって、1stアルバム『TOKIMEKI Runners』はリリースされて間もなく聴くことができた。

 

スクスタはリリース直後にダウンロードしました。

ことりちゃんのURが欲しくて30回くらいリセマラした記憶があります。

 

でも1stライブは行かなかった。

スクスタのストーリークリアしたらチケット貰えるキャンペーンがあったんですけど、それで運よく当たれば行くか~くらいだったし当たんなかった以上はまぁいっかくらいで済ませちゃったんですよね。

ここまではある意味でそれまでのラブライブ!との向き合い方の延長線上みたいな感覚だったと思います。

 

転機になったのは2020年の上半期だと思います。

 

スクスタっていう定期的に供給をくれるコンテンツのおかげで、優木せつ菜ちゃんのキズナエピソードと出会いました。

 

元々虹ヶ咲のメンバーの中では一番のお気に入りではあったせつ菜ちゃんですが、彼女が自分自身の「大好き」と向き合うまでの2ndアルバム準拠のストーリーはもちろんのこと、彼女の掲げる"野望"に深く踏み込んだ3rdアルバム準拠のストーリーがあまりにも自分に刺さってしまいました。

 

 

虹ヶ咲が僕に与えたものはそれだけじゃなくて、無敵級*ビリーバーだったり、三船栞子ちゃんの存在だったり……。

 

僕を虜にするには過剰すぎるほどのものを虹ヶ咲から貰いました。

 

それからというもの、2ndライブとか、TVアニメとか。
日々が虹ヶ咲によってますます色づいていきました。

 

2021年からは「校内シャッフルフェスティバル」をきっかけにライブにも現地参加するようになって、自分が直接スクールアイドル達のパフォーマンスを享受する楽しみを得られました。

 

「あなたと叶える物語」の「あなた*4」としてたくさんの思い出を作ってきたんです。

 

今自分が楽しいって言える僕のLove Live!Daysは虹ヶ咲と紡いできているモノが大きなウェイトを占めているんだろうなと思います。

 

そんな"楽しい"に満ちたこの時間はきっとこれからも続いていくって確信があります。

 

それは絶対絶対かわんない将来なんだと信じています。

 

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ラブライブ!フェスを見たということは、『ラブライブ!スーパースター!!』を、Liella!を始まりから見ているということになります。

 

結論から言うと僕はLiella!をAqoursと虹ヶ咲の中間くらいの感覚で追ってるんだろうなと思います。

 

もちろんアニメは見たし、公式からの供給は一通り受けています。

が、Aqoursと同じく僕はLiella!に推しはいません。

 

"気になっている"という括りなら1期生は可可ちゃんとすみれちゃん、2期生は四季ちゃんが気になっています。

が、"推し"ではありません。

 

ここまで言えばなんとなくわかるかもしれませんが、僕はLiella!に対しては受け身な向き合い方になっていると言わざるを得ないと思います。*5

 

だけどその一方、縁があってFirst Love Live! Tour ~starlines~ 岡山公演に両日現地参加することができました。

 

Liella!が誕生して今まで積み重ねてきたその時間の中に、僕と共有した時間がある。

Liella!の凄さやLiella!との思い出を誰かと共有できる。

Liella!の生のパフォーマンスを"知っている"。

 

Liella!の「みんなで叶える物語」の中に僕が居るってことは誇りに思えるし、何よりそれに安心している自分がいます。

 

まだまだ勢いが増していくばかりのLiella!。

きっと未来の僕は今よりもLiella!のことを好きになってるって思える、そんな予感がある。

 

きっとそれは僕とLiella!の時間が確かにあって、Liella!に対する「好き」って気持ちに間違いがないことが分かったからだと思っています。

 

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そんな僕ですが、この度

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th Love Live! ~KU-RU-KU-RU Rock'n'Roll Tour~ 〈WINDY STAGE〉

 

に現地参加することになりました。

 

 

実を言うと、僕は元々アニガサキ2期最終回をお台場でリアタイするそのためだけに関東に来る予定でした。

 

遠征費もチケット代もバカにならないし、費用は安く抑えたかったってのもあって行かないつもりでした。

 

それと、仮にもμ‘sからずっとラブライブ!シリーズが好きで追っている僕にとってAqoursと過ごした時間が無いってことに後ろめたさみたいなものも感じていました*6

 

Aqoursから、ラブライブ!サンシャイン!!から人生レベルで受け取ったものがある人達も周りにはたくさんいて、でも僕にはそれがないから熱量の差みたいなものも少し感じてました。

 

でも「Aqours 6th行こうよ」と行ってくれた人がいて。

多分その一言が無かったらチケット取ろうとはしてなかったと思います。

 

こうして文章にしてると気づいたんですが、僕は自分が思っている以上に"誰かと過ごす時間"が好きなのかもしれませんね。

 

そんなこんなで東京ドームに行くことになりました。

 

 

僕の初めてのAqours現地になります。

 

 

知ってるハズだけど知らない人達を見に行くような不思議な気持ち。

失った時間を取り戻しに行くような感覚です。

 

Aqoursとした約束は"僕は"ないけれど、僕が今回Aqoursに会えるのはAqoursと約束をしてきた人達がいたから。

 

そしてこの〈WINDY STAGE〉はAqoursと新しい約束をするための場所、らしい。

 

Aqoursにとっての「みんな」になるため。

そしてここでする約束*7が、これからの僕とAqoursを繋ぐものになればいいなと思っています。

*1:もちろん最近コンテンツに興味を持ってくれた新規層や、ライブには参加しないorできないけど曲は聴いたりアニメは見てるよって人も例外なくこの"みんな"に枠として受け入れてくれる度量の広さがラブライブ!の魅力であることは言うまでもないのだけど。言いたいのは、これはあくまで僕自身の意識の話ってこと。

*2:あと途中でスクフェスのデータが乗っ取られて消えてしまって、しばらくやらなくなった時期があったってのもあると思う。ちなみにその時のアプリ起動時に流れてた曲は「コワレヤスキ」。曲は好きなんだけど、聴くとどうしてもこの思い出が頭をよぎります。

*3:逆に言うと優木せつ菜は1番好きなだけでなくて「推し」にもなったんです。

*4:特に優木せつ菜ちゃんの

*5:もちろん、μ‘s→Aqours期と比べると、ラブライブ!ってコンテンツの方針も変化しているし、何より僕自身の環境も変化しているので一概には言えない部分もありますが。

*6:ラブライブ!フェスをライブビューイングで参加したり、カウントダウンライブを配信参加したのは事実だけど、あくまで僕の意識としてAqoursと作った時間ってないなって感覚です。

*7:僕がAqoursと新しい約束をするかどうか保証はないけど